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自省録

2014/10/30 森信三の言葉4 森先生訓言集

【走った距離】  3.01km
【今月の累積距離】  323.67km
【ペース】 平均 5'53"/km、 最高 5'37"/km
【天気】 快晴 
【気温】 最高 23℃、最低 11℃
【体重】  64.3kg
【コース】
淀駅~会社


【コメント】
一人の師を持つ
 真の心の師は、生涯に一人あれば足りるといえる。
人はかかる「一人」の人を持つことによって、生涯導かれるのである。
随ってそれなくしては、凡人は人生の道に迷うのである。
吉田松陰先生は、一目も見られたことのない山鹿素行先生を
師として私淑しながら、自らの一道を拓かれたのである。

酒の飲み方
 酒は飲み方に気を付けるように、と申したいのです。
人間はどんな人でも、酒を飲めばやはり地金が出易いものですから、
諸君らは飲むにつれて、いよいよ心の紐を締めるように
心掛けなくてはなりません。

逆境を順境に
 マラソン競走には、学校からいや応なしに走らされるから、と考えて、
いやいやながらグラウンドを駈けて居る人があったとしたら、
世にこれほど悲惨なことはありません。
之に反して、丁度良い機会だから、署さに対して、どの程度耐え得るものか、
ひとつ試してみよう、と考えて走るんです。
そして、前回にはこのような暑さの日に、ニ十分間に二十五回廻れたが、
今日は果たして何回走れるか、今試している処だ。
自分としてはこういう考えで、いま精根を傾けて走っているのだが、
先生方はそうとも気付かずに唯眺めていられるらしい。
だがそれも、自分の行を盛にする為に、見ていて下さるわけであり、
その上に学友たち迄一しょに走って応援してくれているのだ、
というふうに、考え方を根本的に転回すれば、マラソン競争一つが、
実に興味津々たるものになりましょう。
 かくして人生は、これまで逆境とばかり考えていたことも、
自分の考えを変えさえすれば、一転して順境となり、
ともすれば奴隷になろうとしていた自己も、一転して英雄ともなれるのです。

師を求める
 真に立派な本とは、一字一句が動かせないという書物である。
それゆえ、そういう書物に永い間取り組んでいると、
その一字一句の動かし得ないゆえんが分かってくる。
しかし、これはまだ準備期で、さらに進めば、その書物の字句内容を、
如何様にでも、自分の言葉で説明できるようになるが、
その境地にまで到らねばならぬ。
かくして初めて、学問の大道が開かれたと言える。
 真の謙虚は、師弟道において初めて見られる。
津田青楓氏は次の様なことを述べていられる。
「弟子は、師の持っているものを、悉く奪い取らねばならぬ。
但 しその為には、己の持ち物をすべて捨てて掛らねばならぬ」と。
学問に志す者にも、この心構えが必要である。
しかしこれは師を見つけて後のことであって、
それまでは、ひたすら師を求めねばならぬ。
 では師を求めるには、如何にすべきであるか。
それには自己の進むべき道において、当代の第一人者を見出すのである。
しかし、これは仲々むっかしいことである。
そのためには、広い素養が必要であり、文化の全領域について、
それぞれの部門の第一人者を弁(わきま)えている必要がある。
こうなると、むつかしさはさらに幾層倍するが、
この困難を解決してくれるのも亦師である。
私は諸君に何も与えることは出来ないが、
ただ諸君等を起たしめることさえ出来れば、それでよい。
しかもその機は、何処にも随処に潜んでいる。
諸君等にして今日真に起つならば、最早、私の任は終わったとも言える。

2014/10/30 森信三の言葉4 森先生訓言集_b0217643_23282273.jpg




by totsutaki2 | 2014-10-30 23:29 | 心の使い方

市民ランナーの市井の日常。 日々の出来事、感動を忘れないために
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