自省録

2014/10/21 柴田元幸ハイブ・リット

【走った距離】  6.17km
【今月の累積距離】  255.00km
【ペース】 平均 7'17"/km、 最高 6'01"/km
【天気】 くもり 
【気温】 最高 25℃、最低 20℃
【体重】  64.7kg
【コース】
淀駅~会社
【コメント】
柴田元幸ハイブ・リット

翻訳家の柴田元幸が選んだアメリカ短編小説集。
本の左ページがオリジナル(英語)、右ページが翻訳(日本語)。
小説のオーディオCD付き。
今回の本の特徴はすべての小説を作者自身が朗読していること。
コミカルな話や深刻な話を作家が思いを込めて読む。

例によって一番楽な読み方。
まず翻訳を読み、次に原語で読み、最後にオーディオを聴く。
良く言えば個性的、悪く言えば変な小説も多かったが、
それも一つの楽しみ。

HAPPY BIRTHDAY by Barry Yourgrau
ハッピー・バースデイ/バリー・ユアグロー著・朗読
動物園の猿が檻を破って脱走する夢を見る。
短くシンプルなストーリー
バリー・ユアグローは子供に絵本を読みきかせるように、
芝居がかって読む。

FOLIE A DEUX by Rebecca Brown
私たちがやったこと/レベッカ・ブラウン著・朗読
ピアニストの恋人を持つ画家。
In the interest of security,
e agreed to put out your eyes and burn our the inside of my ears.
安全のために、私たちはあなたの目をつぶして私の耳の中を焼くことに合意した。
視覚のないあなたと聴覚のない私の生活。
お互いに頼りあうことによる親密化を意図したが、
体験を共有できなくなり、逆に疑心暗鬼に陥っていく。
レベッカ・ブラウンの静謐な語り方が閉じられたあなたと私の世界に合っている。

THE GREAT DIVORCE by Kelly Link
大いなる離婚/ケリー・リンク著・朗読
幽霊と結婚し、混血の子供をもつ男の話。
夫婦は霊媒を介さないと話もできない。
これこそ人を小馬鹿にしたような話だが、ケリー・リンクは淡々と語る。

PET MILK by Stuart Dybek
ペット・ミルク/スチュアート・ダイベック著・朗読
ガールフレンドと誕生日を過ごす青春の一日。
スチュアート・ダイベックの荒削りな語り方は話とは合わないが、
味わいがある。
この小説はまとも。

SNOWMEN by Steven Millhauser
雪人間/スティーヴン・ミルハウザー著・朗読
大雪の後、雪だるまがどんどん精緻になっていく。
スティーヴン・ミルハウザーが朗読する白一色の華麗なファンタジーの世界。

AUGGIE WREN’S CHRISTMAS STORY by Paul Auster
オーギー・レンのクリスマス・ストーリー/ポール・オースター著・朗読
店員が万引きの青年の落した財布の住所を訪れると、ひとりぐらしの盲目の老婆がいた。
孫の代わりに店員が老婆とクリスマスを過ごす。
ポール・オースターのスモーカーらしく格好よくしゃがれた声が
ニューヨークのダウンタウンに合う。

ダイベックとオースターの小説が良かった。
機会があれば他の作品も読んでみたい。
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by totsutaki2 | 2014-10-21 22:41 | 読書

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