2014/10/5 比叡山トレイルランニング
【走った距離】 20.3km
【今月の累積距離】 62.41km
【ペース】 平均 6'06"/km、 最高 5'18"/km
【天気】 くもり
【気温】 最高 25℃、最低 21℃
【体重】 63.4kg
【コース】
自宅~豊里大橋
【コメント】
昨日は比叡山に誘っていただいて、久しぶりにトレイルランニング。
千日回峰行のコースを一部走った。これを1000回は凄い。
叡山の山上伽藍の堂塔めぐりが楽しかった。
まずJR比叡山坂本駅前のパン屋で
フレンチトーストカスタードと2種類のベリーのデニッシュを食べる。
日吉神社の参道(日吉馬場)
西教寺
天台真盛宗の総本山。本尊は阿弥陀如来。
戦国時代 比叡山の僧、真盛が入寺してから栄えた。
天台系の延暦寺や三井寺が密教色が濃いのに対し、
西教寺は阿弥陀如来を本尊とし、念仏を重視する。
浄土教的色彩が濃いが、これは真盛の思想による。
真盛は「戒律」と「念仏」の両方を重視する。
ただし法然の唱えた「専修念仏」、親鸞の唱えた「悪人正機」の教えとは異なる。
信長の比叡山焼き討ちの後、明智光秀が坂本城を築いた。
西教寺の山門は坂本城から移築。
山崎合戦に敗れた光秀は勝竜寺城から坂本城を目指すが、途中で落命。
境内には光秀の供養塔が立っている。
ゆっくりと西教寺を拝観したため、横川を目指して林道を上りだしたのは昼過ぎ。
もののけ姫のコダマがでてきそうな道を走る。
横川
恵心院 往生要集の作者 恵心僧都 源信が隠棲した
元三大師堂
おみくじ発祥の地
横川中堂 本尊は聖観音立像(重文)。
玉体杉
回峰行者が京都御所に向かって、玉体すなわち天皇の安泰を祈り、国の平安を祈る。
回峰行者が唯一腰を下ろすことができる。
西塔
釈迦堂 転法輪堂(重文)本尊は釈迦如来立像(重文)
三井寺の弥勒堂を豊臣秀吉が移築。現存する延暦寺の建築では最古。
夏目漱石が「虞美人草」で釈迦堂からみた琵琶湖を描写している。
「また反吐か、反吐を吐く前に、ちょっとあの景色を見なさい。
あれを見るとせっかくの反吐も残念ながら収まっちまう」
と例の桜の杖で、杉の間を指す。
天を封ずる老幹の亭々と行儀よく並ぶ隙間に、的れきと近江の湖が光った。
「なるほど」と甲野さんは眸を凝らす。
鏡を延べたとばかりでは飽き足らぬ。
琵琶の銘ある鏡の明かなるを忌んで、叡山の天狗共が、
宵に偸んだ神酒の酔に乗じて、曇れる気息を一面に吹き掛けたように――
光るものの底に沈んだ上には、野と山にはびこる陽炎を巨人の絵の具皿にあつめて、
ただ一刷に抹り付けた、瀲えんたる春色が、十里のほかに糢糊と棚引いている。…」
恵亮堂 西塔の興隆に尽力した恵亮和尚(大楽大師)を本尊として祀るお堂
常行堂・法華堂(重文)文禄4年(1595年)の建築。「担い堂」。
比叡山内の院や坊の住職になるためには
三年籠山しなければならない。
一年目は浄土院で最澄廟の世話をする侍真の助手を務め、
二年目は百日回峰行を、
そして三年目には常行堂もしくは法華堂のいずれかで、
90日間修行しなければならない。
常行堂で行なう修行は常行三昧と呼ばれ、
本尊・阿弥陀如来の周囲を歩き続ける。
その間念仏を唱えることも許されるが、基本的に禅の一種である。
90日間横になることは許されず、
一日数時間手すりに寄りかかり仮眠をとる。
法華堂で行なわれる行は常坐三昧といわれ、
ひたすら坐禅を続け、その姿勢のまま仮眠をとる。
今は常行堂で修行中。
酒井阿闍梨の常行三昧<クリック>
光永阿闍梨の常行三昧<クリック>
浄土院 宗祖最澄の廟
12年籠山修行の僧(侍真)がおり、宗祖最澄が今も生きているかのように食事を捧げ、
庭は落ち葉1枚残さぬように掃除されている。
また三年籠山の僧が一年目に侍真の助手を務める(前述)。
山王院
東塔
阿弥陀堂
法華総持院東塔
戒壇院(重文)
大講堂(重文) - 寛永11年(1634年)の建築。
坂本の東照宮の讃仏堂であったものを1964年に移築。本尊は大日如来。
根本中堂(国宝) - 織田信長焼き討ちの後、寛永19年(1642年)に
慈眼大師天海の進言により徳川三代将軍家光の命によって再建された。
本尊は薬師如来立像。
本尊厨子前の釣灯篭に灯るのが、最澄の時代から続く「不滅の法灯」。
南側に中庭が配置される寝殿造。
堂内は外陣・中陣・内陣に分かれ、
内陣の本尊・不滅の法灯と中陣の参詣者の高さが同じという
珍しい構造になっており、天台造又は中堂造と呼ばれる。天台仏堂の特色。
中陣の天井は「百花の図」といわれ、二百に及ぶ草花が極彩色で描かれている。
文殊楼 - 根本中堂の山門にあたる。階上に文殊菩薩を安置。
東塔から坂本まではガレた表参道(本坂)を一気に下る。
比叡山スタンプラリーでもらったロックグラス
【今月の累積距離】 62.41km
【ペース】 平均 6'06"/km、 最高 5'18"/km
【天気】 くもり
【気温】 最高 25℃、最低 21℃
【体重】 63.4kg
【コース】
自宅~豊里大橋
【コメント】
昨日は比叡山に誘っていただいて、久しぶりにトレイルランニング。
千日回峰行のコースを一部走った。これを1000回は凄い。
叡山の山上伽藍の堂塔めぐりが楽しかった。
まずJR比叡山坂本駅前のパン屋で
フレンチトーストカスタードと2種類のベリーのデニッシュを食べる。
日吉神社の参道(日吉馬場)
西教寺
天台真盛宗の総本山。本尊は阿弥陀如来。
戦国時代 比叡山の僧、真盛が入寺してから栄えた。
天台系の延暦寺や三井寺が密教色が濃いのに対し、
西教寺は阿弥陀如来を本尊とし、念仏を重視する。
浄土教的色彩が濃いが、これは真盛の思想による。
真盛は「戒律」と「念仏」の両方を重視する。
ただし法然の唱えた「専修念仏」、親鸞の唱えた「悪人正機」の教えとは異なる。
信長の比叡山焼き討ちの後、明智光秀が坂本城を築いた。
西教寺の山門は坂本城から移築。
山崎合戦に敗れた光秀は勝竜寺城から坂本城を目指すが、途中で落命。
境内には光秀の供養塔が立っている。
ゆっくりと西教寺を拝観したため、横川を目指して林道を上りだしたのは昼過ぎ。
もののけ姫のコダマがでてきそうな道を走る。
横川
恵心院 往生要集の作者 恵心僧都 源信が隠棲した
元三大師堂
おみくじ発祥の地
横川中堂 本尊は聖観音立像(重文)。
玉体杉
回峰行者が京都御所に向かって、玉体すなわち天皇の安泰を祈り、国の平安を祈る。
回峰行者が唯一腰を下ろすことができる。
西塔
釈迦堂 転法輪堂(重文)本尊は釈迦如来立像(重文)
三井寺の弥勒堂を豊臣秀吉が移築。現存する延暦寺の建築では最古。
夏目漱石が「虞美人草」で釈迦堂からみた琵琶湖を描写している。
「また反吐か、反吐を吐く前に、ちょっとあの景色を見なさい。
あれを見るとせっかくの反吐も残念ながら収まっちまう」
と例の桜の杖で、杉の間を指す。
天を封ずる老幹の亭々と行儀よく並ぶ隙間に、的れきと近江の湖が光った。
「なるほど」と甲野さんは眸を凝らす。
鏡を延べたとばかりでは飽き足らぬ。
琵琶の銘ある鏡の明かなるを忌んで、叡山の天狗共が、
宵に偸んだ神酒の酔に乗じて、曇れる気息を一面に吹き掛けたように――
光るものの底に沈んだ上には、野と山にはびこる陽炎を巨人の絵の具皿にあつめて、
ただ一刷に抹り付けた、瀲えんたる春色が、十里のほかに糢糊と棚引いている。…」
恵亮堂 西塔の興隆に尽力した恵亮和尚(大楽大師)を本尊として祀るお堂
常行堂・法華堂(重文)文禄4年(1595年)の建築。「担い堂」。
比叡山内の院や坊の住職になるためには
三年籠山しなければならない。
一年目は浄土院で最澄廟の世話をする侍真の助手を務め、
二年目は百日回峰行を、
そして三年目には常行堂もしくは法華堂のいずれかで、
90日間修行しなければならない。
常行堂で行なう修行は常行三昧と呼ばれ、
本尊・阿弥陀如来の周囲を歩き続ける。
その間念仏を唱えることも許されるが、基本的に禅の一種である。
90日間横になることは許されず、
一日数時間手すりに寄りかかり仮眠をとる。
法華堂で行なわれる行は常坐三昧といわれ、
ひたすら坐禅を続け、その姿勢のまま仮眠をとる。
今は常行堂で修行中。
酒井阿闍梨の常行三昧<クリック>
光永阿闍梨の常行三昧<クリック>
浄土院 宗祖最澄の廟
12年籠山修行の僧(侍真)がおり、宗祖最澄が今も生きているかのように食事を捧げ、
庭は落ち葉1枚残さぬように掃除されている。
また三年籠山の僧が一年目に侍真の助手を務める(前述)。
山王院
東塔
阿弥陀堂
法華総持院東塔
戒壇院(重文)
大講堂(重文) - 寛永11年(1634年)の建築。
坂本の東照宮の讃仏堂であったものを1964年に移築。本尊は大日如来。
根本中堂(国宝) - 織田信長焼き討ちの後、寛永19年(1642年)に
慈眼大師天海の進言により徳川三代将軍家光の命によって再建された。
本尊は薬師如来立像。
本尊厨子前の釣灯篭に灯るのが、最澄の時代から続く「不滅の法灯」。
南側に中庭が配置される寝殿造。
堂内は外陣・中陣・内陣に分かれ、
内陣の本尊・不滅の法灯と中陣の参詣者の高さが同じという
珍しい構造になっており、天台造又は中堂造と呼ばれる。天台仏堂の特色。
中陣の天井は「百花の図」といわれ、二百に及ぶ草花が極彩色で描かれている。
文殊楼 - 根本中堂の山門にあたる。階上に文殊菩薩を安置。
東塔から坂本まではガレた表参道(本坂)を一気に下る。
比叡山スタンプラリーでもらったロックグラス
by totsutaki2
| 2014-10-05 22:55
| ランニング
以前の記事
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
フォロー中のブログ
記事ランキング
ブログパーツ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
最新の記事
2016/3/29 ブログ変.. |
at 2016-03-29 22:37 |
2016/3/27 ダイヤモ.. |
at 2016-03-27 21:01 |
2016/3/25 鳥せい本店 |
at 2016-03-25 22:59 |
2016/3/23 日本酒飲.. |
at 2016-03-23 20:30 |
2016/3/22 ブリュッ.. |
at 2016-03-22 23:25 |