自省録

2014/2/11 大空のサムライ6 自分だけが頼り

【走った距離】  6km
【今月の累積距離】  119.55km
【天気】 くもり
【気温】 最高 6℃、最低 1℃
【体重】  63.9kg
【コース】
淀駅~会社


【コメント】
持久力、信念の養成。

 戦闘機乗りは、最後の頼みとするものは自分だけということである。
最後というのは、いわゆる巴戦で敵と一騎打ちをやる場合を
例にとったらよかろう。
 この場合は、徹底的な頑張りがなくてはいけないのだ。
戦いの常として、こちらが辛い場合には向こうも辛い。
辛い、辛いと思っているときには戦闘は互角である。
むしろこちらが勝っている場合が多い。
その辛い最後の一瞬を、かならず勝てるという信念で
頑張り抜いた人が、空中戦においても敵に勝つ人であって、
その苦しい最後のときにへ夕ばった人が、かならず落とされる運命にある。
そのためには、日頃から負けじ魂を養うために、
夏は水泳を一生懸命にやった。長距離と潜水とをやる。
これは本当に頑張りだけである。息が切れてももぐっている。
私はもぐったまま百メートルくらい泳いだ。
冬はたいてい駆け足をやる。倒れる限度までやる。
 次にサカダチの稽古をやった。
飛行中、宙返りその他の操作で急激に機体に荷重をかける場合に、
われわれの内臓器官は垂下してくる。
それを元へもどすために、われわれはサカダチを奨励されていたが、
そのサカダチを何分頑張れるか、これも一つの頑張りの訓練であった。
私は15分つづけることができた。
たいていの人は4分かに5分くらいで顔が真っ赤になって腫れ上がってくる。
目も充血してくる。もう駄目だ、そう思ったときに倒れてしまう。
ところが、その苦しさを踏み越えてみると、案外その先は楽たった。
これも空戦のときの頑張りに役立った。
私の記録は15分だが、それから先もいくらでも頑張れると思った。
煙草をすいながら、頭だけで立っている。
 また、息をとめる稽古もした。
普通は4、50秒だが、私は2分30秒の記録をもっている。
一番辛いのは1分目ぐらい、こんなことをしていては心臓がとまりはしないか、
このまま死んでしまいはしないかと思うが、
それを我慢すると、1分15秒あたりからずっと楽になってくる。
 なんでもこれと同じで、辛いと思ったとき、そこを踏み越えなければ勝てない。
生理的にも精神的にも、そういう訓練をやって、非常に辛いときに、
まだまだ余裕があるということを発見した。
硫黄島の空戦で、15対1で追い回されたが、
あのときにもしも駄目だと思って諦めたら、私は落とされていたと思う。
そこを諦めないで最後まで頑張りに頑張った結果、死地を脱し得た。
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by totsutaki2 | 2014-02-11 20:06 | 読書

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