自省録

2014/2/10 大空のサムライ5 危機意識と集中力

【走った距離】  6km
【今月の累積距離】  113.55km
【天気】 曇り 
【気温】 最高 6℃、最低 1℃
【体重】  64.0kg
【コース】
淀駅~会社


【コメント】
 文字通り、板子一枚下は地獄。一瞬の油断が命取りになる。
これほど危険な仕事はない。
しかも何と多くのことを同時にしなければいけないか。

多くの計器に常に気をくばり、
エンジン音を聴き、
機体の振動に注意をはらい、
自分の位置を確認し、
燃料の残量を計算し、
僚機との連繋をとり、
四方八方、上下左右の敵機に気を配り、
気圧の低下と酸素の不足と闘い、
天候の予測を行う。
しかも耳を聾する騒音の中で。
まさに集中力が必要である。
坂井はこのような状況で15機のグラマンと死闘を演じたのである。

彼らの過ごした密度の濃い時間に比べ、
自分はいかに時間を浪費しているのかと情けなく思う。
このような集中力を会得できたら、不可能はないとさえ思える。

 飛行機乗りというものは、どんなに完全に整備された飛行機で飛んでいても、
地球との縁を切って空中に上がった瞬間から、
意識すると意識しないとにかかわらず、
己れの生命の危険を感じているのである。
 しかも、自分の声も聞こえないはどの騒音の中で、
確実な飛行を行なうためには、
たくさんの計器につねに気をくばり、エンジンの調子を最良に整え、
機体に細心の注意をはらいながら、
刻々に移動していく自分の位置を確認しながら、
燃料の残量を計算したり、指揮官機や僚機との連繋をとりながら
飛行しなければならない。
 空戦圏内にはいったら、四方八方、上下左右に気をくばり、
いつ、どこから飛びだしてくるかわからない敵機発見に全力をそそがねばならない。
しかも高度をとるにしたがって、気圧の低下と酸素の不足と闘うという
生理的悪条件が重なり、
そのうえ飛行機乗りの大敵である天候の予測までしなければならない。
 このように、積み重なった悪条件を克服しながら、
最新の精密機械である飛行機と自己を信頼しなければならないのであるから、
戦闘機乗りは、つねに地上でもっている自己の全能力が、
空中でどれだけ発揮できるか、自己の能力の分留りをいかに多くするか
ということと闘わねばならない。
つまり、この分留りの多い人間ほど飛行機乗りに適しているといえるのである。
どんなに困難な状態にあっても飛行機乗りは、
空中において一つのことに気をとられてしまっては駄目なのである。
 人間は同時に二つ以上のことは考えられないと言われているが、
私は0.何秒かずつずらしていけば、
いくつものことを、ほとんど同時に考えることができる思っている。
そこで私は、地上、空中を問わず、いろいろのことを訓練した。
その結果、文章を確実に読みながら数学の計算をし、
同時にラジオを聞き、その上、人の会話の内容を聞きとり、
それを頭の中で整理することさえ可能になった。

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by totsutaki2 | 2014-02-10 23:56 | 読書

市民ランナーの市井の日常。 日々の出来事、感動を忘れないために
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