自省録

2013/5/2 ガラス玉遊戯(ヘルマン・ヘッセ)

【走った距離】  30km
【今月の累積距離】  53.6km
【天気】 晴れ
【気温】 最高 17℃、最低 11℃
【体重】  64.0kg
【コース】
自宅~毛馬
【コメント】
ヘッセ晩年の最期の長編小説。
ノーベル賞受賞作。

ナチズムの台頭から第2次世界大戦の時期に執筆された作品。
舞台は2200年頃のドイツにあるカスターリエンと呼ばれる精神的桃源郷。
カスターリエンの住人は世俗の世界を離れ、学術、芸術の世界に生きる。
そのすべてを集大成したものが「ガラス玉遊戯」と呼ばれる芸術。
ヘッセの創作した未来の芸術である。
数学、音楽、哲学を結合し、記号法や独自の言語を駆使して表現する。
さらに瞑想や思索を加える。
一種のパフォーマンス芸術であり、
それをプロデュースし、脚本を書き、演じるのが、
マギスター・ルーディと呼ばれるガラス玉遊戯名人。
小説はヨーゼフ・クネヒトというマギスター・ルーディの
少年期から老年になり、失命するまでの生涯を静かにたどる。
架空の世界で成長していくという点でハリーポッターに似ている。
ヴォルデモートとの対決はないが、
音楽名人による教育、友人との論争、カトリックの司教との交流、
古代中国哲学の咀嚼など心躍る思索が展開される。
先日読んだヘッセの「荒野の狼」とは違う角度からの
人間、社会に対する鋭い切込みがある。
全体的なトーンはマーラーの第9番のような、静謐な世界。
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by totsutaki2 | 2013-05-02 21:04 | 読書

市民ランナーの市井の日常。 日々の出来事、感動を忘れないために
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