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自省録

2012/11/28 幕末三舟伝2

【走った距離】  6.08km
【今月の累積距離】  221.855km
【天気】 くもり 
【気温】 最高 11℃、最低 1℃
【体重】  64.1kg
【コース】
淀駅~会社
【コメント】
幕末三舟伝 頭山 満
国書刊行会

幕末の旗本 勝海舟、山岡鉄舟、高橋泥舟の3人を合わせて幕末三舟と呼ぶ。
この本は江戸城開城前の三舟と西郷南洲隆盛の4人の言動を記した本である。

著者の頭山 満は幕末の安政2年(1855年)の生まれ。
明治9年(1876年)に秋月の乱、萩の乱に呼応して投獄され、
翌年の西南戦争の時は獄中にいたため、西郷隆盛とともに戦えなかった。
それだけに西郷をはじめとする、日本の国難を命がけで救った
幕末の人物に対する思い入れが深い。

気構えのできていない大正時代の日本人を嘆き、
若い世代に日本の将来を託すべく、口述した書。

頭山翁はいう、

「三舟の人物を部検するに、彼らは過乱のうちに、
突如として現出したる風雲児である。
さりながら、南洲翁がいうが如く、事の起こる以前において、
大丈夫の心田を培うことを忘れなかった。
もしこれあらざりせば、いかんぞ、一大難局を収拾することができたであろうぞ。
海舟の神、泥舟の気、鉄舟の力、これみな平穏無事の際において養成したるところ、
しかして一朝有事の際において発揚したるところ」


司馬遼太郎の小説を中心に、今まで幕末の歴史小説を読んできたが、
これほど面白い歴史書はなかった。

同時代の、しかも精神的に高いレベルに達した人でこそ語れる、
巨人の記録である。


2012/11/28 幕末三舟伝2_b0217643_23381268.jpg




by totsutaki2 | 2012-11-28 23:43 | 心の使い方

市民ランナーの市井の日常。 日々の出来事、感動を忘れないために
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