自省録

2012/8/19 オセロ―

【走った距離】  22.99km
【今月の累積距離】  297.26km
【天気】 快晴 
【気温】 最高 33℃、最低 27℃
【体重】  62.5kg
【コース】
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【コメント】
オセロ―
ウィリアム・シェイクスピア
福田恆存訳、新潮文庫
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シェイクスピア四大悲劇の一つ。

ヴェネツィア共和国の傭兵隊長、ムーア人のオセロ―は
人格高潔、勇壮無比。
数々の功績をあげる。
親の反対を振り切り、ヴェネツィア貴族の娘デズデモーナと結婚する。
幸福の絶頂にあったオセロ―だが、
部下イアーゴの姦計に嵌り、
妻の貞淑を疑わされ、ついには妻の首を絞めて殺害する。
妻の殺害後、イアーゴに騙されていたことを知ったオセロ―は絶望の中、自害する。

名文句はない。
感情移入もない。
台本の大半がイアーゴの科白。
正直なところ、人をだまし、陥れるイアーゴの科白は読むのに時間がかかった。
こんな悪い人間はいない。
またこんな人間に騙される者もいない。

ここで思った。
イアーゴはオセロ―自身である。
人間の猜疑心、嫉妬心、邪心、雑念、妄念の象徴である。
イアーゴに騙されるオセロ―も自分自身である。
自己欺瞞の中にあり、真理を見ることのできない人間の弱い心である。
誰しも自分自身には甘く、自己正当化をする。

世の中は公正である。蒔いた種の通りに花が咲く。
イアーゴの奸計は暴かれ、オセロ―は自殺する。
せっかく築いた幸せを自らの邪心に、
自らの弱い心が影響され失ってしまう。

トルコ帝国の襲撃に備え、オセロ―が召喚された
パラッツォ・ドゥカーレ。
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オセロ―の艦隊が出撃したアルセナーレ。
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サンマルコ広場にあるムーア人の時計塔。
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by totsutaki2 | 2012-08-19 14:03 | 読書

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