自省録

<   2014年 02月 ( 16 )   > この月の画像一覧




2014/2/28 小説のように アリス・マンロー

【走った距離】  6.02km
【今月の累積距離】  225.445km
【ペース】 平均 6'41"/km、 最高 6'18"/km
【天気】 晴れ 
【気温】 最高 15℃、最低 12℃
【体重】  65.6kg
【コース】
淀駅~会社


【コメント】
マンロー78歳の時の作品。
いつものように長編のように重い内容の短編。

「次元」
三人の子供を夫に縊死させられた妻。
過去を消して世の中から隠れて生きる。
元の夫は精神疾患者の施設に収容されている。
元の夫から手紙が届く「子供たちは別の次元で生きている」と。

「小説のように」
子持ちの若い女に夫を奪われた音楽教師。
やがて新しい大学教授の夫と恵まれた暮らしを送るようになり、
昔の心の傷を克服した彼女の前に、
ひとりの小説家が現れる。
彼女は自分の夫を奪った女の娘であり、昔の生徒でもあった。
彼女の小説には音楽教師が夫と別れる顛末が少女の視点で書かれていた。

「ウェンロック・エッジ」
ルームメートの代わりと務めた女学生の奇妙な艶めかしい一夜。

「深い穴」
大学生の長男が蒸発。数年後、ホームレスのグループにいる彼を偶然見つける。

「遊離基」
夫が心臓麻痺で突然亡くなり、夫の家は自分のものに。
しかし殺人犯が一人暮らしの家を襲う。
機転を効かしルバーブの葉の毒素で殺人犯を心臓まひで殺害。
夫も実は...

「顔」
目の周りに母斑(あざ)のある少年と彼を慕う少女。
少年と同じように見せるため、少女は自分の顔に赤ペンキをふざけて塗る。
ところがこの行為は少年のセンシティブな部分をかき乱し、
少年は激しい拒絶反応をみせ、パニック状態に。
少年と会うことを禁じられるた少女はカミソリで自分の頬を切る。

「女たち」
結核で死の床にある青年をめぐる、妻、継母、マッサージ師の
せめぎあいを早熟で頭のいい少女の視点で描く。
マンローの小説でよくあるモティーフ。
少女は子供時代のマンローである。

「子供の遊び」
少女の家では親戚の娘を一時期引き取った。
彼女には知的障害があった。
知的障害のある娘を嫌う少女。
しかし娘は少女を慕う。
やがて娘は引っ越していく。
ところが水泳キャンプで偶然少女は知的障害の娘と出遭ってしまう。
娘に気付かれないようにするが、
ついに湖のなかで友達といるところを見つかってしまう。
知的障害の娘はキャンプ中に溺死してしまう。
数十年後キャンプで一緒にいた友達が会いたいという。
彼女は死の床にあり、死ぬ前に一緒に懺悔を受けたいと希望する。
キャンプで水の中に押し込んだ知的障害のある娘のゴム製の水泳キャップの
感触がよみがえる。

「木」
家具修理と雑木の伐採で生計を立てている主人公。
エネルギッシュだった妻は鬱気味。
ある日雪の森の中で足を滑らせ骨折してしまう。
何とか這って車まで戻ると、車の中には妻が。
妻は病気を克服し、再び車の運転を始めたのだ。

「あまりに幸せ」
カナダで自分の周囲や過去を題材に市井の人々の短編小説を書く、
マンローとしては異色作。
ロシア史上初の女性数学者として、19世紀ヨーロッパを生き抜いた
ソフィア・コワレフスカヤの死の直前の数日間を過去を織り交ぜながら綴る。
才能豊かな女性が、天才の女性を描くまさに珠玉の作品。
b0217643_2321362.jpg

[PR]



by totsutaki2 | 2014-02-28 23:22 | 読書

2014/2/25 緑内障25

【走った距離】  6km
【今月の累積距離】  207.065km
【天気】 晴れ 
【気温】 最高 10℃、最低 1℃
【体重】  63.7kg
【コース】
淀駅~会社
【コメント】
今月の眼圧も右14mmHg、左16mmHg。
b0217643_22452137.jpg

[PR]



by totsutaki2 | 2014-02-25 22:44 | 健康

2014/2/24 大空のサムライ10 坂井三郎語録

【走った距離】  6km
【今月の累積距離】  210.065km
【天気】 快晴 
【気温】 最高 9℃、最低 0℃
【体重】  64.1kg
【コース】
淀駅~会社
【コメント】
 零戦パイロットとして戦ってきた父の姿を、
戦後生まれの私はもちろん見たことかありません。
しかし、一緒に暮らす日常の中で、
父が戦地で常に死と隣り合わせに生きてきたのだ
と感じざるを得ない場面を何度も見ました。
そして、「勝つことよりも、引き分けてもいいから生きろ」
という父らしい考え方を教え込まれてきました。
 父は、事あるごとに「前後、左右、上下に注意しろ」と繰り返していました。
外に出れば、危険はどこから来るか分からない。
まさに「常在戦場」です。
上から何か落ちてくるか分からないというのは、
パイロットらしい立体的なものの考え方ではないでしょうか。
 歩いていて角を曲がる時でさえ、
「内側を曲がらずに、大きく外回りをしろ」というのです。
死角にはどんな危険が潜んでいるかわからないからです。
そしてひったくりや暴漢から身を守るために、
爪でさえ武器になるのだから、伸ばしておけとも言われました。
 身の回りの道具一つをとってみても、そうでした。
 父の口癖は、「撃てないピストルはただの鉄くずだ。いつでも撃てるようにしておけ」。
よく使う道具は、いつでもすぐに手に取れるように一つの箱にまとめ、
手近な場所に置き、常に手入れを欠かしませんでした。
それどころか、さらに使いやすくするため加工さえする徹底ぶりでした。
 このように、風変わりにも見えた父の日常での言動は、
戦時中、一軍人として、そしてパイロットとして、
自己の能力の向上維持に常に努力していた父の心がけそのものだったのでしょう。
それは、父が、零戦の狭いコクピットの中で戦闘に集中する時に、
必要不可欠なことだったのです。
ファンに尋ねられて「それは命がかかっていたからですよ」
と応えていたのが、印象に残っています。


日本人としての心構え

 ニ十歳を過ぎた私かアメリカ留学を決めた時、父は次のように訓示しました。
 まず、留学などで滞在する外国人は、
一定条件を守る前提で居住を許されているのだから、
その国の社会と文化を尊重すること。
「外国人だから仕方がない」と大目に見てもらえても、
それは「だから外国人は駄目なんだ」と言われていることと表裏一体だと心得ること。
そう把握した上ならば、自分の生まれた国・日本を外から見ることは、
私にとって良い勉強となるだろうし、異文化を受容すべき部分と、
どこに居ようとも曲げられない部分が、共に見えてくるはずだと。
b0217643_2342258.jpg


時間の密度


「60歳まで生きたって、60回しか桜が見られないんだぞ」
 人間の寿命はどんなに保たせても125歳。
病気や事故でいつ寿命が中断されるか分かりません。
桜の開花は毎年あると思っていても、1年に1回しかないことは、
最も多くても寿命の数しか見られない、そう父は言うのです。
 戦時中は、時間も物資も限られた中であっても、
なすべきノルマだけは厳然としてあるという状況でした。
このため、事態を複雑にしないで、いかに単純によりよく戦果を挙げるかというのが、
父たち戦闘員の命題でした。
しかも、できる限り生還しなければなりません。
一瞬間に四方八方、上下にも目を配るという時間は、
私には想像ができないほど濃密であったろうと思います。
 それが平時の世の中になると、時間の使い方が雑になります。
のんびりできる平和な世になった点は素晴らしいけれども、
それに慣れてしまうと、時間を無駄に費やす傾向が出てきます。
父はそれをもったいないと感じていたようです。

危機管理の基本

 父の危機管理の基本は、次の通りでした。
「今 全てがうまくいっているなら、そのまま放っておけ。
ただ現状維持は意外に大仕事ではあるぞ。問題が出てきたら、小さいうちに解決しろ」

簡単に済むことは、簡単なうちにしちゃったほうがいいんだよ、お前」というわけです。


一念具象

 坂井三郎はホールインワンを生涯に3度達成した

「いいか。一打目から本気で穴を狙え」
そうは言っても、見えもしないホールをどう狙うというのでしょう。
ところが父に言わせれば、穴に球を入れるのがゴルフの目的なのだから、
狙うのが当たり前だと言うのです。
それぐらいの執念を持ち、一念具象の気迫で打てば、見えない穴も狙える。
それが父の言い分です。
 父は、穴に入らないのは、打つ本人が最初から諦めてしまっているからだと言うのです。
「そんなことはあり得ない」と自分を信じていないから起こりにくいのであって、
あり得ないことでも起こしてみせようという気持ちでやればいいのだと。
私などは、グリーンに乗ればラッキー、
乗らなくても少しでも寄せればまあまあと思うほうなので、
だから穴はいつまでもはるか彼方なのかもしれません。
 「いいか。要は、すっ飛びながら針に糸を通すぐらいの集中力だ」
 念ずれば通ず。
ただしそれは神頼みをするのではなく、自分を信じて念ずること。
そして信じられる自分であること。
念に気迫を込めること。
見えなくても、旗の下には必ず穴は在り、目標の下に成果があるのです。
 父はその集中力と一念で、見えない穴を狙っていたのでしょう。

b0217643_23423414.jpg

[PR]



by totsutaki2 | 2014-02-24 23:54 | 読書

2014/2/23 大空のサムライ9 指導法

【走った距離】  0km
【今月の累積距離】  195.065kmkm
【天気】 快晴 
【気温】 最高 9℃、最低 0℃
【コメント】
実戦で生き残るための指導法。

 三郎が戦闘機パイロットの教官をしていた時の指導法。
撃たれない、常に先を読む、自分の動きを読まれない。
剣の達人を連想させる。

Step1
 空戦での射撃の瞬間、戦闘機は必ず直線飛行をしなければなりません。
この瞬間だけは、機体をまっすぐにして、狙った敵機に向かわなければ、
発射された弾丸がそれて、決して命中しないのです。
そこで父は、操縦悍を握ったばかりの初心者には、
まず「正しい」水平直線飛行を徹底して教えます。
計器盤の旋回傾斜計(アルコールに鉄の球が入ったもの)の球が
常に真ん中にあるように飛べるのが優等生です。
 しかし、練習生に基礎が身につき次の段階に入ると、こう教え始めます。
「そんな『正しい』飛び方をしていたら、撃墜されてしまうぞ」
 別の敵機から見れば、まっすぐに飛んでいるこちらこそが、格好の獲物。
後ろにつかれたら、こちらはひとたまりもありません。
目の前の敵機を照準に入れ、直線飛行し、撃つ-
そのほんの二、三秒のこの時こそ、自分が一番撃たれやすい瞬間でもあるのです。
だから父は、初心者には、敵機を照準に入れて撃つ瞬間、
必ず真後ろを確認するように教えます。
 習い始めた時は誰でも、敵機が照準に入ると
「やった、撃てるぞ!」と有頂天になって、
自分も墜とされやすい、最も危険な瞬間にあることを忘れるのです。
照準を合わぜる以前に後方確認をしたばかりだから、
この瞬間も自分の後ろに敵機がいるはずがないと思い込むのです。
 そこで父は言うのです。
 「撃つ直前に後ろを見ろ!」
 敵機に背後をとられたまま直線飛行を続けたら、自分の目の前の敵は撃墜できても、
次の瞬間には自分も墜とされてしまうでしょう。
自分だけが墜とされるかもしれません。
とはいえ、後ろをふり返っていたら、目の前の敵は逃がしてしまうでしょう。
 しかし、生き残れます。
生き残ればやり直すことができ、別の敵機を墜とせるかもしれません。
 生き残って、再挑戦の機会を得ること。
それが、初心者が学ぶべき一番大切なことなのです。


Step2
 しかし、中堅クラスの練習生には、父はもうそんなことは言いません。
「コラお前、これから撃とうって時に、悠長に後ろなんか見ていて、墜とせるか!」
全く正反対のことを言うのです。
 撃つ瞬間に敵に背後をつかれるへまなど、そもそもするな。
自分が敵機を撃つ瞬間には、
次に自分の後ろからかかってくる敵はどれかをすでに見極めておくのです。
 例えば、敵機が自分の後方につくまでに5秒、
自分が前方の敵を墜とすのに2、3秒かかるとすれば、
2秒の余裕が自分にはあります。
敵機を撃墜している最中に、2秒後にやってくる敵にどう対処すべきかを、
あらかじめ考えておくのです。
つまり、チェックする、しないではなく、常に先を読んでおくことが、
空戦においては重要なことの一つなのです。
少し技術の上がってきた中級レベルの者には、
この「先を読む」ことの大切さを教えるのです。


Step3
 そして、ベテランになると、状況の先読みはもちろんのこと、
たとえ敵がこちらの予測を上回る動きを見せたとしても、
瞬時にその攻撃から逃れることができるだけの技術を身につけます。
そのためには、こちらの動きを敵に絶対に読ませてはなりません。
 弾丸が右に飛んできたら、ラダーペダルを蹴って、
瞬間的に左ヘパーンと旋回しなければなりません。
そういう瞬時における状況回避の訓練を、父はいつもしていたと言います。
霞ケ浦で最初に習ったのとは全く違う、
いわば劣等生の飛び方を自在に組み合わせて、
自分の動きを敵機に読まれないように、ベテランパイロットは飛んでいたのです。

 基本をもとにしつつも、理解力と習熟度に応じて、内容を富ませていく。
それが父の教育法でした。
 基礎がないうちに何もかも教えてしまうと、相手は混乱するだけです。
だから、初心者へ教えるルールは、とにかく単純に。
しかし理解力がに上がってくると、基本ルールに父なりの肉付けがなされ、
例外や逆説かどんどん出てきます。
 父に言わせれば、世の中は基本ルールだけで済むほど
白黒はっきりしているものではないのであって、
 「お前、そこが人生の面白いところだ」
 とくるわけです。
 人生を安全に、元気に楽しく生き抜くには、基本ルールに忠実なだけでは駄目。
そう言い切るところが、今思えば、父の面白いところでした。

b0217643_1945363.jpg


[PR]



by totsutaki2 | 2014-02-23 19:06 | 心の使い方

2014/2/22 大空のサムライ8 緊急時に活路を見出す

【走った距離】  6.07km
【今月の累積距離】  195.065km
【天気】 晴れ 
【気温】 最高 7℃、最低 1℃
【体重】  63.8kg
【コース】
淀駅~会社


【コメント】
緊急時には次の手順で活路を見出す。

・何が起こったのかを認識する。
・いま、何がなされるべきかを定める。
・知識、技術、精神力のすべてを総合して、即座に対処する。


 戦争中は、毎日が予期せぬ事態の連続です。
どんな想定外の事態であろうと、現に起こってしまったならもう仕方がありません。
ならば現状を把握し、悪化を防ぐために
何がなされるべきかを判断するのが先決です。
 平時であっても父の思考は常に
「なぜこうなったか」
 からではなく、
「いま、何がなされるべきか」
 から始まっていました。
そして緊急時には次の手順で活路を見出したそうです。

・何が起こったのかを認識する。
・いま、何がなされるべきかを定める。
・知識、技術、精神力のすべてを総合して、即座に対処する。

 大村基地で教官をしていた頃、飛行指導中、
練習機の脚が故障するという緊急事態に遭遇したことがあります。
脚が中途半端な位置で止まり、収納も伸出もならなくなったのです。
 父は内心、これは一大事だと思いましたが、
「これから教官が、この緊急事態の打開の方法を教える!」と宣言。
まず紙に状況を記して報告球で投下し、最悪の事態に向け地上待機してもらいました。
次に父は、機体にかかる重力や空気抵抗を利用して脚を伸出することを思いつき、
機体を痛烈に横滑りさせる操作を繰り返したり、急降下や宙返りの要領を組み合わせ、
とうとう両脚を完全に出し切ることに成功して無事通常着陸を果たしたのです。

 緊急事態で
「いま、何がなされるべきか」
を知るために一番肝心なのが、平常心です。
父によれば、平常心を最も求められるのはその場の指導者です。
彼らが慌ててしまうと部下も慌て信頼を失い、組織が正常に機能しなくなるからです。
ここで大切なことは、平常心を失わないことではなく、平常心に「素早く戻る」ことです。
それを可能にするのは、トラブルを予め想定し、必ず起こると覚悟の上、
その訓練を重ねておくことだそうです。


[PR]



by totsutaki2 | 2014-02-22 21:01 | 心の使い方

2014/2/16 京都マラソン


走った距離】  42.195km
【今月の累積距離】  171.085km
【ペース】 平均 4'55"/km
【天気】 快晴 
【気温】 最高 10℃、最低 5℃
【体重】  64.8kg
【コース】
京都マラソン
【コメント】
26回目のマラソン、京都マラソン2014。
向かい風は強かったものの、寒すぎず、雪の影響もなくランニングに最適だった。
b0217643_21174177.jpg


タイムは3時間34分53秒。
練習不足で後半の踏ん張りが効かなかったが、
昨年の3時間36分5秒を少し更新できたのでちょっと嬉しい!
しかしタイムよりも、抽選に当たって、しかも故障せずに走れたことに感謝。
b0217643_21181465.jpg


去年の京都マラソンとの比較。
前半は昨年よりもペースが早い。
実際、中間地点のタイムは1時間41分39秒で
先月の大阪ハーフマラソンのタイム1時間41分9秒とほぼ同じ。
残念ながら30km以降で足が止まってしまった。
35kmから40kmはキロ6分のジョギングペース。
ここまで遅くなったのは5年ぶり。
ペース配分だけ見れば典型的な失敗レースだが、
今回は疲れが溜まって週末練習がほとんどできなかった。
30km以降は足が前に出なくなるのは予定通りなので、
気持ちが途切れないように気を付けた。
大崩れするのではないかと心配していたが、
前回を1分短縮できたので、良く頑張れたと思う。
ただし脚には負担が大きかった。
レース後のマッサージで両脚が攣っていた。
b0217643_21183930.jpg


過去2回の完走メダル。
表面デザインは変更なし。
b0217643_2120937.jpg


裏面のデザインが変わっている。
また接続金具がVEされ、安物に代わっている。
b0217643_21204132.jpg


参加賞はTシャツではなく、スペイン生まれのBUFFという多機能ヘッドギア。
バンダナ、キャップ、ネックウォーマー、ヘアバンドなど一枚で何通りもの使い方ができる。
参加賞Tシャツはかなりあるので、こういう参加賞は有難い。
b0217643_2130396.jpg


京阪三条駅前のらーめん山頭火で遅い昼食。
塩ラーメン
b0217643_21313995.jpg


生ビール 
今回は練習ができていなかったので、2週間お酒を控えていた。
久しぶりのビール。
b0217643_2133983.jpg



[PR]



by totsutaki2 | 2014-02-16 21:42 | ランニング

2014/2/14 大空のサムライ7 感覚を研ぎ澄ます

【走った距離】  5.88km
【今月の累積距離】  125.66km
【ペース】 平均 6'29"/km、 最高 6'15"/km
【天気】 雪のち雨 
【気温】 最高 6℃、最低 1℃
【体重】  65.3kg
【コース】
淀駅~会社
【コメント】
 飛行機乗りは、両手、両足、両目、鼻孔、両耳、あらゆる気管の全部を、
いちどきに働かせなくてはいけない。
しかも平均に、敏感に働かせなくてはならない。
手足はもちろん操縦のため、両眼はもちろん敵機を発見するためであり、
同時に飛行機内の諸装置、諸計器を万遍なく敏速に
見なくてはいけないことはいうまでもなく、
エンジンの爆音や、プロペラの音、敵の機銃音、そういうものを敏感に聞き分け、
飛行機の横すべりを感じとらなければならない。
鼻はエンジンから若干はいってくる排気の臭いに注意する。
これは多量にはいってくると、一酸化炭素でまいってしまうので気をつけねばならない。
また、ガソリンの漏れる臭いや、漏電して電線が燃える臭いなども
敏感に嗅いで的確な処置をしなければならない、
それから全身の皮膚は、つねに飛行機の振動を感じていなくてはいけない。
この振動を敏速に掴まないと、飛行機の故障のもとになる。
こんなようにあらゆる気管が動員されるので、優秀な戦闘戦乗りになるためには、
日頃から五感を敏感に働かし、それを的確に判断し、処理しなければならないのだ。
 そのために私は電車にに乗っていても、自動車に乗っていても、
すぐ前進方向に向かって目をつぶり、そして車体の振動を全身に感じながら、
いま右に曲がった、いま左に曲がった、いまちょっとすべったというようなことが、
すぐわかるように練習した。
飛行機というものは、絶対に横すべりするような不釣り合いな操作は禁物である。
だから私は、つねにそれを全身に感知して、すぐ応対できるように、
車に乗っていても、その心がけを忘れなかった。
 人間の持って生まれた先天的性能というものは、
何万分の一と言われるような天才や奇人は別として、
私たちのような普通の人間は、ほとんど同じだと私は考えている。
しかし、人間の後天的な性能というものは、
その人の環境や職業、生命の危険に遭遇する危険率、
その他いろいろ自己にかかってくる外力と闘う必要にせまられた場合には、
自分では考えてもいなかったような力が出るものである。
その力も、日頃から考えて、その必要に応ずるための訓練を、
たゆまず行なった場合は、さらにその力を向上させることができるものである。
 前にも述べたように、戦闘機乗りは、どんなに多くの味方がいてくれても、
最後にたよるものは、自分以外にはない。
このように考えて、私は、自分の精神、智能、体力をその極限と思われるところまで、
鍛えに鍛えてみた。それは、辛いことであったが、
こうしなければ私は空中戦に勝ち抜くことができないと思ったからだ。
よく友人たちが、そんなにいろいろのことに気をくばった毎日を送っていては、
窮屈で、その上、変人になってしまうのではないかと心配したが、
ある時期に達した頃の私は、そうすることがむしろ楽であって、
その訓練の結果、私の性格は、完全に第二の人生の方が、
私を支配するようになってしまった。
だからといって私は、変人でもなければ奇人でもなく、
たくさんの友人を持ち、誰とでも和やかに交友することができた。
 私は、前にも述べたように、数えきれないほど敵と渡り合って命のやりとりをしたが、
敵と渡り合う苦しさよりも、第二の天性をつくるまでに感じたいろいろの悩み、
すなわち、怠けようとする心、妥協しようとする心、人をうらやむ心、等々
いろいろの煩悩と闘うこと、言い換えれば、敵と闘うことより、自分に勝つことの方が、
ずっと苦しいことであることを知った。

b0217643_23353787.jpg

[PR]



by totsutaki2 | 2014-02-14 23:36 | 読書

2014/2/11 大空のサムライ6 自分だけが頼り

【走った距離】  6km
【今月の累積距離】  119.55km
【天気】 くもり
【気温】 最高 6℃、最低 1℃
【体重】  63.9kg
【コース】
淀駅~会社


【コメント】
持久力、信念の養成。

 戦闘機乗りは、最後の頼みとするものは自分だけということである。
最後というのは、いわゆる巴戦で敵と一騎打ちをやる場合を
例にとったらよかろう。
 この場合は、徹底的な頑張りがなくてはいけないのだ。
戦いの常として、こちらが辛い場合には向こうも辛い。
辛い、辛いと思っているときには戦闘は互角である。
むしろこちらが勝っている場合が多い。
その辛い最後の一瞬を、かならず勝てるという信念で
頑張り抜いた人が、空中戦においても敵に勝つ人であって、
その苦しい最後のときにへ夕ばった人が、かならず落とされる運命にある。
そのためには、日頃から負けじ魂を養うために、
夏は水泳を一生懸命にやった。長距離と潜水とをやる。
これは本当に頑張りだけである。息が切れてももぐっている。
私はもぐったまま百メートルくらい泳いだ。
冬はたいてい駆け足をやる。倒れる限度までやる。
 次にサカダチの稽古をやった。
飛行中、宙返りその他の操作で急激に機体に荷重をかける場合に、
われわれの内臓器官は垂下してくる。
それを元へもどすために、われわれはサカダチを奨励されていたが、
そのサカダチを何分頑張れるか、これも一つの頑張りの訓練であった。
私は15分つづけることができた。
たいていの人は4分かに5分くらいで顔が真っ赤になって腫れ上がってくる。
目も充血してくる。もう駄目だ、そう思ったときに倒れてしまう。
ところが、その苦しさを踏み越えてみると、案外その先は楽たった。
これも空戦のときの頑張りに役立った。
私の記録は15分だが、それから先もいくらでも頑張れると思った。
煙草をすいながら、頭だけで立っている。
 また、息をとめる稽古もした。
普通は4、50秒だが、私は2分30秒の記録をもっている。
一番辛いのは1分目ぐらい、こんなことをしていては心臓がとまりはしないか、
このまま死んでしまいはしないかと思うが、
それを我慢すると、1分15秒あたりからずっと楽になってくる。
 なんでもこれと同じで、辛いと思ったとき、そこを踏み越えなければ勝てない。
生理的にも精神的にも、そういう訓練をやって、非常に辛いときに、
まだまだ余裕があるということを発見した。
硫黄島の空戦で、15対1で追い回されたが、
あのときにもしも駄目だと思って諦めたら、私は落とされていたと思う。
そこを諦めないで最後まで頑張りに頑張った結果、死地を脱し得た。
b0217643_206819.jpg

[PR]



by totsutaki2 | 2014-02-11 20:06 | 読書

2014/2/10 大空のサムライ5 危機意識と集中力

【走った距離】  6km
【今月の累積距離】  113.55km
【天気】 曇り 
【気温】 最高 6℃、最低 1℃
【体重】  64.0kg
【コース】
淀駅~会社


【コメント】
 文字通り、板子一枚下は地獄。一瞬の油断が命取りになる。
これほど危険な仕事はない。
しかも何と多くのことを同時にしなければいけないか。

多くの計器に常に気をくばり、
エンジン音を聴き、
機体の振動に注意をはらい、
自分の位置を確認し、
燃料の残量を計算し、
僚機との連繋をとり、
四方八方、上下左右の敵機に気を配り、
気圧の低下と酸素の不足と闘い、
天候の予測を行う。
しかも耳を聾する騒音の中で。
まさに集中力が必要である。
坂井はこのような状況で15機のグラマンと死闘を演じたのである。

彼らの過ごした密度の濃い時間に比べ、
自分はいかに時間を浪費しているのかと情けなく思う。
このような集中力を会得できたら、不可能はないとさえ思える。

 飛行機乗りというものは、どんなに完全に整備された飛行機で飛んでいても、
地球との縁を切って空中に上がった瞬間から、
意識すると意識しないとにかかわらず、
己れの生命の危険を感じているのである。
 しかも、自分の声も聞こえないはどの騒音の中で、
確実な飛行を行なうためには、
たくさんの計器につねに気をくばり、エンジンの調子を最良に整え、
機体に細心の注意をはらいながら、
刻々に移動していく自分の位置を確認しながら、
燃料の残量を計算したり、指揮官機や僚機との連繋をとりながら
飛行しなければならない。
 空戦圏内にはいったら、四方八方、上下左右に気をくばり、
いつ、どこから飛びだしてくるかわからない敵機発見に全力をそそがねばならない。
しかも高度をとるにしたがって、気圧の低下と酸素の不足と闘うという
生理的悪条件が重なり、
そのうえ飛行機乗りの大敵である天候の予測までしなければならない。
 このように、積み重なった悪条件を克服しながら、
最新の精密機械である飛行機と自己を信頼しなければならないのであるから、
戦闘機乗りは、つねに地上でもっている自己の全能力が、
空中でどれだけ発揮できるか、自己の能力の分留りをいかに多くするか
ということと闘わねばならない。
つまり、この分留りの多い人間ほど飛行機乗りに適しているといえるのである。
どんなに困難な状態にあっても飛行機乗りは、
空中において一つのことに気をとられてしまっては駄目なのである。
 人間は同時に二つ以上のことは考えられないと言われているが、
私は0.何秒かずつずらしていけば、
いくつものことを、ほとんど同時に考えることができる思っている。
そこで私は、地上、空中を問わず、いろいろのことを訓練した。
その結果、文章を確実に読みながら数学の計算をし、
同時にラジオを聞き、その上、人の会話の内容を聞きとり、
それを頭の中で整理することさえ可能になった。

b0217643_23555540.png


[PR]



by totsutaki2 | 2014-02-10 23:56 | 読書

2014/2/9 月の桂 立春朝搾り

【走った距離】  14.8km
【今月の累積距離】  107.55km
【天気】 晴れ 
【気温】 最高 8℃、最低 4℃
【体重】  64.3kg
【コース】
自宅~鳥飼大橋
【コメント】
平成二十六年甲午(きのえうま)二月四日
立春の日の早朝に搾る生原酒。

今年は 月の桂
純米吟醸生原酒
精米歩合60% アルコール度数17%
伏見 城南宮にてお祓い。
辛口。
搾りたては少し硬い。
b0217643_18592389.jpg


b0217643_1934392.jpg


飲み比べた 片野桜 全量雄町 無濾過生原酒。昨年9月のロット。
こちらは荒さがなく、洗練されている。
b0217643_1925030.jpg

[PR]



by totsutaki2 | 2014-02-09 19:03 |

市民ランナーの市井の日常。 日々の出来事、感動を忘れないために
by TOTSUTAKI
プロフィールを見る
画像一覧

カテゴリ

全体
ランニング
心の使い方
うれしかったこと

読書
健康
映画
料理
ハイキング
音楽
旅行
未分類

ブログパーツ

メモ帳

最新のトラックバック

自省録
from 哲学はなぜ間違うのか
宝石のような輝をもった印..
from dezire_photo &..
美術史に新境地を開拓し「..
from dezire_photo &..
既成概念から絵画の解放に..
from dezire_photo &..
ハプスブルク家の悲劇 3..
from 投資一族のブログ

ライフログ

検索

最新の記事

2016/3/29 ブログ変..
at 2016-03-29 22:37
2016/3/27 ダイヤモ..
at 2016-03-27 21:01
2016/3/25 鳥せい本店
at 2016-03-25 22:59
2016/3/23 日本酒飲..
at 2016-03-23 20:30
2016/3/22 ブリュッ..
at 2016-03-22 23:25

外部リンク

ファン

ブログジャンル

画像一覧