自省録

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2013/2/28 グスタフ・マーラー交響曲第2番ハ短調「復活」

【走った距離】  5.95km
【今月の累積距離】  292.985km
【ペース】 平均 6'02"/km、 最高 5'27"/km
【天気】 晴れ 
【気温】 最高 14℃、最低 6℃
【体重】  64.7kg
【コース】
淀駅~会社
【コメント】
マーラー36歳の時の作品。
マーラーの作品に限らず、私の最も好きな交響曲。
ベートーヴェンが交響曲第9番ニ短調を1824年に作曲し、
ブラームスやシューベルトがそれを超えようとしたが果たせなかった。
1896年にマーラーが交響曲第2番を作曲し、ベートーヴェンの拘束を解き放った。
ベートーヴェンが到達した精神性に負けない哲学性をマーラーが打ち立てた。

私は2回この交響曲を聴くことができた。
1度目はマリス・ヤンソンス指揮の
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(2009/12/7)、
2度目はヤープ・ヴァン・ズヴェーデン指揮の
ロイヤル・フランダース・フィルハーモニー管弦楽団(2010/1/25)

ロイヤル・コンセルトヘボウは名人芸。アンサンブルのレベルが高い。
それぞれの楽器の音が、瑞々しく澄む。
しかしフォルテシモになるとエネルギーの奔流に圧倒された。
今までで最高の演奏。今後も聞くことはむずかしいだろう。

ロイヤル・フランダース・フィルハーモニーはコンセルトヘボウに比べると
和音の精度が劣るが、体力勝負。
バイオリンもコントラバスもクラリネットも渾身の力を込めてあらん限りの音を絞り出す。
情熱が伝わる感動の演奏だった。

アムステルダム コンセルトヘボウ(コンサートホール)。
ボストンのシンフォニーホール、ウィーンのウィーン楽友協会と並ぶ、
世界有数のコンサートホール。
マーラー自身も指揮をした。
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コンサートのポスター。
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マーラーによる『交響曲第二番』の解説
●第1楽章-『交響曲第一番』で描かれた英雄の葬儀が始まり、
彼の生涯が鏡に映し出される。
すると、大きな疑問がつきつけられる。
「なぜ、彼は生きた? なぜ、彼は苦しんだ? 
どんな目的のために、彼は生まれてきた?」。
その解答は、終楽章で与えられる
●第2楽章-過去の回想。
純粋で汚れのない太陽のひとすじの光。
美しい英雄の生涯。
亡き人とともに過どした幸せな日々を懐かしく思い出す。
●第3楽章-夢(前の楽章)から覚める。
人生の現実がもどってくる。
世界は歪み、狂っているようだ。
英雄の生涯は純粋な部分だけではない。
人生は悪夢でもある。
●第4楽章-純粋な信仰。
快い歌が聞こえてくる。
英雄は神のもとへ歩む。
●第5楽章-あらゆる人生に終末が訪れる。
最後の審判の日は到来した。
大地は震え、墓は開き、死者は起ちあがり、行進はいつまでも進む。
地上の権力者も、単なる庶民も、王も、乞食も、歩み続ける。
聖者と天上の者は歌う。
「よみがえれ。復活せよ。汝は、ゆるされるであろう」。
そして神の栄光が顕れる。
柔らかい光が、われわれの心の奥に到達する。
沈黙のなかの幸福。
罪ある人も、正しい人も、権力も、卑屈も、罪も、報いも、存在しない。
万能の感情である愛が、われわれを至福なものへと浄化する……。

マーラーは、新作交響曲の終楽章に合唱を入れようと考えながら、
《ベートーヴェンの上辺だけの模倣と取られかねないという懸念から、
何度も何度もそれをためらっていた》。
しかし、友人の葬儀でフリードリヒ・ゴットリープ・クロプシュトックの『復活の頌歌』
「汝、よみがえらん」という合唱が耳に響いたとき、
その「懸念」は消えてなくなった。
《それは稲妻のように私を貫きました。
そしてすべてがくっきりと、明確な姿をとって私の魂の前に立ち現れました! 
創作者とは、このような稲妻を待っているもの、これが「聖なる受胎」なのです!》

第1番の時とは異なり、第2番の初演は大成功だった。
マーラーの弟子である指揮者ブルーノ・ワルターの手記。
 《実際この演奏会の圧倒的印象は、
私の回想の中で、最もすばらしいもののひとつなのである。
私は、終楽章の偉大なるラッパで世の終りを告げた後に、
復活の神秘的な鳥の歌を聴いた時の息もつけぬような緊張味、
それに続く合唱「よみがえらん汝は」も導入される部分における深い感激を
今でもはっきり耳にすることができる。
もちろんそこには、反対者があり、誤解があり、軽蔑があり、冷笑があった。
しかしその作品の壮大なこと、独創的なこと、かれの個性の強力なことの印象の方が
余りにも深く大きかったので、その日から、マーラーは、
作曲家として、最高の地位をもって迎えられるようになったのであった》

第1楽章
 ヴァイオリンとヴィオラがフォルテッシモ(ff)の激しいトレモロを響かせ、
すぐにピアノ(p)に静まったあと、
今度はチェロとコントラバスがフォルテッシッシモ(fff)で、
まるで地の底からのような叫び声を腸に響かせる衝撃的な冒頭。
私はこのチェロを聴くだけで第2番の世界に引き込まれる。

第2楽章
 弦楽器を中心にした舞曲風の優しく美しい主題。
私は管楽器の哀愁の漂う展開部が好き。 

第3楽章
 マーラーの歌曲『子供の魔法の角笛』の「魚に説教する聖アントニウス」と同じメロディ。
《聖アントニウスは教会に人がいなかったので、近くの川で説教を始める。
魚たちは物わかりの良い人間のように、神の教えに神妙に耳を傾ける。
が、説教が終わると元の木阿弥。
かますは泥棒をやり、鰻は情事に耽り、鯉は食い意地が張り……
人間の皆さんと同じだ……》
という風刺的で冷笑的な歌詞につけた諧謔的な音楽が響く。

第4章
 やはりマーラーの歌曲『子供の魔法の角笛』の「原光」を歌う。
マーラーが書いた歌のなかでも、最も美しく、宗教的な音楽。

O Roschen rot!
Der Mensch liegt in groster Not!
Der Mensch liegt in groster Pein!
Je lieber mocht ich im Himmel sein!
Da kam ich auf einen breiten Weg.
Da kam ein Engelein und wollt mich abweisen.
Ach nein, ich liess mich nicht abweisen!
Ich bin von Gott und will wieder zu Gott!
Der liebe Gott wird mir ein Lichtchen geben,
Wird leuchten mir bis in das ewig selig Leben.

おお、赤い小さな薔薇よ!
人間はこの上ない苦悩の内にある!
人間はこの上ない苦痛の内にある!
むしろ私は天国にいたい!
私は一本の広い道へとやってきた。
すると一人の天使が来て、私を追い返そうとした。
いや、私は追い返されるままにはならなかった!
私は神のもとから来て、また神のもとへ帰るのだ!
神様は一筋の光を私に与えてくださり、
永遠にして至福の生命に至るまで照らしてくださるだろう。


第5楽章
管弦楽の強烈な響きのなかで、金管が叫ぶ。
オーケストラが沈黙したところで、
合唱がクロプシュトックの「復活」賛歌を神秘的に歌う。
オーケストラは間奏で応え、合唱、さらにオーケストラとなる。
トランペットが天使のラッパを吹く。
アルト・ソロが不安げに歌い、男声合唱が「復活」を劇的に示す。
ソプラノ・ソロとアルト・ソロの二重唱となる。
合唱が高揚し、オルガンも加えて壮大に「復活」を歌い上げる。
管弦楽の崇高な響きで全曲を締めくくる。

Chor

Auferstehn, ja auferstehn, wirst du,
Mein Staub, nach kurzer Ruh.
Unsterblich Leben wird,
der dich rief, dir geben.

Wieder aufzubluhn wirst du gesat!
Der Herr der Ernte geht
und sammelt Garben
Uns ein, die starben.

Alt solo

O glaube, mein Herz, o glaube:
Es geht dir nichts verloren!
Dein ist, dein, was du gesehnt.
Dein, was du geliebt, was du gestritten!

Sopran solo

O glaube: du wardst nicht umsonst geboren!
Hast nicht umsonst gelebt, gelitten!

Chor und Alt

Was entstanden ist, das mus vergehen.
Was vergangen, auferstehen!
Hor auf zu beben!
Bereite dich zu leben!

Sopran und Alt solo

O Schmerz! du Alldurchdringer!
Dir bin ich entrungen!
O Tod! du Allbezwinger,
Nun bist du bezwungen!
Mit Flugeln, die ich mir errungen,
in heisem Liebesstreben werd ich entschweben      
Zum Licht, zu dem kein Aug gedrungen.

Chor

Mit Flugeln, die ich mir errungen
Werde ich entschweben.
Sterben werd ich, um zu leben!
Auferstehn, ja auferstehn wirst du,
mein Herz, in einem Nu!
Was du geschlagen,
zu Gott wird es dich tragen!

合唱とソプラノ

よみがえる、そうだ、おまえはよみがえるだろう、
私の塵よ、短い憩いの後で。
おまえを呼ばれた方が
不死の命を与えてくださるだろう。

おまえは種蒔かれ、ふたたび花咲く。
刈り入れの主は歩き、
我ら死せる者らの
わら束を拾い集める。

アルト独唱

おお、信じるのだ、わが心よ、信じるのだ、
何ものもおまえから失われはしない!
おまえが憧れたものはおまえのものだ、
おまえが愛したもの、争ったものはおまえのものだ!

ソプラノ独唱

おお、信じよ、おまえは空しく生まれたのではない!
空しく生き、苦しんだのではない!

合唱とアルト

生まれ出たものは、必ず滅びる。
滅びたものは、必ずよみがえる!
震えおののくのをやめよ!
生きることに備えるがよい!

ソプラノとアルト独唱

おお、あらゆるものに浸み渡る苦痛よ、
私はおまえから身を離した!
おお、あらゆるものを征服する死よ、
いまやおまえは征服された!
私が勝ち取った翼で
愛への熱い欲求のうちに私は飛び去っていこう、
かつていかなる目も達したことのない光へと向かって!

合唱

私が勝ち取った翼で
私は飛び去っていこう!
私は生きるために死のう!
よみがえる、そうだ、おまえはよみがえるだろう、
わが心よ、ただちに!
おまえが鼓動してきたものが
神のもとへとおまえを運んでいくだろう!


私が聴くCDはレナード・バーンシュタイン指揮
ニューヨークフィルハーモニー
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by totsutaki2 | 2013-02-28 23:09 | 音楽

2013/2/26 グスタフ・マーラー交響曲第1番ニ長調「巨人」

【走った距離】  6.01km
【今月の累積距離】  280.895km
【ペース】 平均 5'59"/km、 最高 5'29"/km
【天気】 晴れのち雨 
【気温】 最高 10℃、最低 2℃
【体重】  65.8kg
【コース】
淀駅~会社
【コメント】
マーラーの交響曲 (講談社現代新書) 金 聖響, 玉木 正之 (著)を
図書館で借りて読んでから、マーラーを聴きながらランニングしている。
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マーラーの交響曲について感想を書く。
今日は交響曲第1番ニ長調「巨人」。
グスタフ・マーラー(Gustav Mahler, 1860年7月7日 - 1911年5月18日)は
ウィーンフィルの指揮者やウィーン宮廷歌劇場の音楽監督として活躍した、
チェコ生まれのユダヤ人の作曲家、指揮者。
第1番はマーラーの28歳の時の作品。
今聴くとマーラーの交響曲の中では最もシンプルで入りやすいが、
初演の時は理解が得られなかった。
巨人(タイタン)とは小説のタイトル。
主人公の若者の半生を交響曲にしている。

マーラー自身の解説
第1部 青春の日々から、若さ、結実、苦悩のことなど
 第1楽章 春、そして終わることなく
 第2楽章 花の章 (後に削除)
 第3楽章 順風に帆を上げて
第2部 人間喜劇
 第4楽章 座礁、カロ風の葬送行進曲
 第5楽章 地獄から天国へ

「タイタン(巨人)」と呼ばれる若者の物語。
第1楽章で美しい自然のなかで生まれ育った「若者」は、
第2楽章で「力強く」「帆をいっぱいに張って」順風満帆の人生を歩み出すが、
第3楽章で人生の船は「座礁」して若者(巨人)は死に、地獄に堕ち、
第4楽章で天国への道を歩む。

 マーラーは、愛弟子である指揮者のブルーノ・ワルターに、
この作品は「ゲーテの『若きウェルテルの悩み』にも共通するところがある」と語った。
ということは、(ウェルテルのように)多感な若者が、
自然と共存する喜びにあふれた人生を過ごし、
愛する人とも出遭ったが、人生に挫折し(愛する人との恋にあぶれて)、
死を経験し(青春時代を終えて)、
そして天国へ昇る(新しい人生を始める)……
という若者ならではの「青春」を描いたもの。

第1楽章は新しい予感に満ちた「ppp ピアニッシッシモのラ(A)音」と
4度の開きのある不安な「カッコウ」で始まる。
私も最初に聴いた時には落ち着かなかったが、
その後第1主題の『さすらう若者の歌』の第2曲「朝の野原を歩けば」が始まる。
青年の旅立ちを表す希望に満ちた旋律。

第2楽章はダンスのような楽しい雰囲気。

第3楽章は一転して厭世観に満ちた曲想。

最終楽章は、シンバルの強烈なフォルテッシッシモの一撃(fff)で始まる。
 第1楽章が7オクターヴにわたるフラジョレットの
ピアニッシッシモ(ppp)のA音で始まったのと対照的な、
シンバルの一撃というフィナーレの開始も、過去には存在しない。
さらに最後のフィナーレでは、第1楽章の自然が生まれるときのファンファーレが現れ、
「4度」で響くテーマが高らかに繰り返され、ホルン奏者が全員立ち上がって演奏し、
勝利感にあふれた大音響を響かせて幕を閉じる。
 勇壮且つ軽快な主題。
 ひとりの雄々しい「巨人」の深く傷ついた絶望的な心が、
突然爆発し、「地獄から天国」へ昇ってゆく。

最初にも書いたがマーラーの交響曲の中では最もシンプルで聴きやすい。
私はこの曲で素直にマーラーの世界に入ることができた。

私の聴く演奏はすべてユダヤ系アメリカ人のレナード・バーンスタイン。
この曲の演奏はオランダ アムステルダムの コンセルトヘボウ
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by totsutaki2 | 2013-02-26 23:18

2013/2/25 ランニング、ハイキング、新年会

【走った距離】  5.76km
【今月の累積距離】  277.884km
【ペース】 平均 6'47"/km、 最高 6'00"/km
【天気】 晴れ 
【気温】 最高 7℃、最低 1℃
【体重】  65.7kg
【コース】
淀駅~会社
【コメント】
昨日は自宅から奈良の富雄駅まで、香里ケ丘と磐船街道を登る20kmのランニング。
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168号線のヘヤピンカーブ
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新磐船トンネルと天野川トンネル
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富雄駅からは両親のグループと合流して矢田丘陵をハイキング。
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最後は寝屋川で少し遅い新年会。
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by totsutaki2 | 2013-02-25 22:11 | ランニング

2013/2/23 京、遊酒庵 和(KAZU)

【走った距離】  20.45km
【今月の累積距離】  249.775km
【ペース】 平均 6'15"/km、 最高 5'53"/km
【天気】 晴れ 
【気温】 最高 6℃、最低 4℃
【体重】  63.7kg
【コース】
自宅~豊里大橋
【コメント】
昨日は職場の歓送迎会。
美味しかった。

先付 ホタルイカと生麩
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造り ミンククジラ、太刀魚、烏賊、栄螺、穴子の湯引きを炙ったもの
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生ガキと鮃の田楽
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雲子(鱈の白子)の生姜餡
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白魚の天ぷらとカマンベールチーズ
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このわた
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若烏賊の沖漬け
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あとは炊き込みご飯と味噌汁
蕪のシャーベット

長岡京駅から少し離れた店。
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by totsutaki2 | 2013-02-23 14:45 | 料理

2013/2/21 ベネディクト16世のツイッター

【走った距離】  6.02km
【今月の累積距離】  229.335km
【ペース】 平均 6'19"/km、 最高 5'51"/km
【天気】 晴れ 
【気温】 最高 7℃、最低 2℃
【体重】  64.6kg
【コース】
淀駅~会社
【コメント】
2月28日に退位されるローマ教皇ベネディクト16世のツイッター。
宗教色の薄い普遍的なものを選んだら2つしかなかった。

If we have love for our neighbor, we will find the face of Christ in the poor, the weak, the sick and the suffering.

隣人に対する愛情をもつことができたなら、貧困、無力、病、悩みに苦しむ人の中にキリストの顔を見つけることができます。

Many false idols are held up today. For Christians to be faithful, they can’t be afraid to go against the current.

今の世界ではたくさんの偽りの偶像が支持されています。キリスト教徒よ、信仰を失わないように。時流に逆らうことを恐れてはいけません。
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by totsutaki2 | 2013-02-21 22:52 | 心の使い方

2013/2/20 ダライ・ラマのツイッター40

【走った距離】  5.85km
【今月の累積距離】  223.315km
【ペース】 平均 6'23"/km、 最高 5'43"/km
【天気】 晴れ 
【気温】 最高 8℃、最低 2℃
【体重】  64.9kg
【コース】
淀駅~会社
【コメント】
We need not only a trained intelligence, but also a warm heart. Then a sense of community and a sense of responsibility will arise naturally.

我々は知性を磨くだけではなく、温かい心を身につけなければならない。
そうすれば共同体であるという考え方や責任感は自然に湧き出てくる。

If you are honest, truthful, and transparent, people trust you. If people trust you, you have no grounds for fear, suspicion or jealousy.

あなたが正直で、誠実で、隠し事がないなら、人はあなたを信用します。
もしあなたが人から信用されるようになれば、あなたは心配や疑惑や嫉妬を持つ理由がなくなります。

It is vital that when educating our children’s brains we do not neglect to educate their hearts by nurturing their compassionate nature.

子供たちの頭脳を教育するときに、人を思いやる性質を育むことによって子供たちのこころも教育することを忘れないようにすることがとても重要です。

It is important to consider others at least as important as ourselves. This is the essence of spirituality.

他の人は少なくとも自分自身と同じぐらい大切だと考えることはとても大切です。
これが崇高な精神の本質です。

To make this a century of dialogue we need to find ways to promote a greater awareness of the oneness of humanity.

21世紀を対話の世紀にするには、人間性は国家、民族にかかわらず同一であることの理解をさらに広める方法を探す必要がある。


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by totsutaki2 | 2013-02-20 23:11 | 心の使い方

2013/2/19 車輪の下

【走った距離】  5.95km
【今月の累積距離】  217.465km
【ペース】 平均 6'23"/km、 最高 5'51"/km
【天気】 曇り時々雪 
【気温】 最高 4℃、最低 2℃
【体重】  64.4kg
【コース】
淀駅~会社
【コメント】
ドイツのノーベル賞作家ヘルマン・ヘッセの自伝的佳作。
ヘッセの代表作は「ワイルドウルフ」や「ガラス玉演戯」であるが、
日本ではほとんど読まれず、初期の作品の「車輪の下」のみが知られる。

山村の秀才ハンスは、エリート養成学校である神学校に2位の成績で合格する。
神学校の友人と触れ合ううちに、勉学一筋に生きてきた自らの生き方に疑問を感じる。
勉強に対するやる気を失い、ついに神学校を退学する。
機械工として出直すが、ビールに酔って川に落ち溺死する。

学校で見つけた新しい世界。
今までの自分には中身がなかった。
周囲の期待する自分に自分を合わせていただけ。
自分自身の信念がない。
自我の目覚め。
しかし新しい自分を選ぶには今までの自分を捨てないといけない。
何かを選び何かを捨てなければならない。
失敗すると踏みとどまることができない。

二人のハンス。
「車輪の下」のハンス・ギーベンラートと「魔の山」のハンス・カストルプ。
苦悩する二つの魂の彷徨。
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by totsutaki2 | 2013-02-19 22:54 | 読書

2013/2/18 村上春樹 村上春樹インタビュー集 夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです4 自己末梢

【走った距離】  6.01km
【今月の累積距離】  211.505km
【ペース】 平均 6'31"/km、 最高 5'32"/km
【天気】 雨 
【気温】 最高 6℃、最低 3℃
【体重】  64.6kg
【コース】
淀駅~会社
【コメント】
「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」は「ねじまき鳥クロニクル」、
「海辺のカフカ」とともに私の好きな村上春樹の作品のベスト3。
きゅうりのサンドイッチが食べたくなる。
舞台裏がわかるのがエッセーの楽しいところ。
「結末はオープンです。それは変更可能なものです。」
確かに村上春樹の作品は若いころと最近では結末が違う。
「世界の終りとハードボイルドーワンダーランド」や「羊をめぐる冒険」では
主人公が消失して終わるが、「海辺のカフカ」や「1Q84」は現世に戻って終わる。

 「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」を書いていたとき、
結末をどのような形にすればいいのか、僕には見当もつきませんでした。
結末近くまでは、物語が僕を運んでくれるのですが、
結末だけは自分で選ばなくてはなりません。
それがゲームのルールです。
 結末の選択肢は四つありました。
影が残って、主人公が去る。
主人公が残って、影が去る。
どちらも去る。
どちらも残る。
そのうちのどれかひとつを選ばなくてはなりません。
最後の章に到達したとき、どうすればいいのか、
僕はまったく途方に暮れてしまいました。
三通りの結木を書いたのですが、
それがどのようにして現在ある結末に落ち着いたのか、よく思い出せません。
違う結末でも良かったような気がします(笑)。
今ある結末を選んだのは、それが物語の流れからして、
いちばん収まりが良かったからじゃないかな。
そのときにはそれがいちばん自然な成り行きのように思えました。
しかし、あの物語を書き直すとしたら、あるいは違う結末を選ぶことになるかもしれません。
確信はないけれど。僕が言いたいのは、それが最終的な結末ではないということです。
それは変更可能なものです。結末はオープンです。
結末は最終的なものではない。
僕はいつもそう考えています。
 自己抹消については、考え方が変わってきたと思います。
若い頃には、僕はどこか別のところに行ってしまいたい、
現実の世界を離れてしまいたいという気持ちがたしかにありました。
フィクション・ライターとして僕は自分の中に、
とても静かな聖域のような場所を見出すことができました。
そして現実の、混乱に満ちた世界から遠ざかることができた。
それは僕にとって理想郷のようなものだった。
でもそれから僕は変化しました。
この二十年ばかりのあいだに僕はずいぶん変化したし、僕の書く物語も変化しました。
『世界の終りとハードボイルドーワンダーランド』を書いたのは一九八五年か八六年か、
今から二十年近く前ですね。
『羊をめぐる冒険』を書いたのが一九八三年です。
そのときから僕は変化を遂げています。
でもアメリカでは僕の本が年代順に出版されていないので、
いささかの混乱が生じているようです。
読者は僕の変化の段階をクロノロジカルに追うことがまだできない。
『羊をめぐる冒険』と「世界の終りとハードボイルド・ワンダーフンド」は
僕が三十代前半で書いた作品です。
ずいぶん昔の話だし、どうしてそんなことを考えていたのか、
今となってはよくわからないけれど、
でもその頃僕はどこか別の場所に行ってしまいたいという思いを持っていたみたいですね。
そこがどういう場所なのか、僕としては純粋な好奇心があったのだと思います。
でも今では、そこは純粋な好奇心を満たすためだけの場所ではないということが
わかっています。
そこはもっとポジティブなものを積み上げていくための場所です。
自己責任も必要になってくる。
言い換えれば、作家として僕は成熟してきたのだと思います。
以前は、いろんなものが詰まった大きな納屋を発見した
子供のようなものだったかもしれません。
見たことのないものがいっぱい詰まった、未開拓の納屋です。
そして僕は好奇心に満ちた子供だった。

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by totsutaki2 | 2013-02-18 23:27 | 読書

2013/2/17 村上春樹 村上春樹インタビュー集 夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです3 現代文学の作家

【走った距離】  28.69km
【今月の累積距離】  205.505km
【ペース】 平均 6'08"/km、 最高 5'30"/km
【天気】 曇り 
【気温】 最高 5℃、最低 0℃
【体重】  64.4kg
【コース】
自宅~毛馬
【コメント】
現代は小説家にとって受難の時代である。
厳しい状況は小説家に限らない。
ビデオゲームに親しんだ観客を満足させるため、
映画はストーリー展開が速くなり、映像が過激になる。
アリスは女王とクリケットをする代わりに、甲冑を身に着けてドラゴンと戦わないといけない。
しぐさや表情で心を揺さぶるよりも、CGで美しい画像をつくることを競う。
1日かけてワンカットを撮影したチャップリンのような映画も、
これからは期待できないだろう。

 僕は自分を「現代文学の作家」だと見なしています。
そこには違いがあります。
カフカが小説を書いていた時代には、娯楽といえば他には音楽とか演劇とか、
その程度のものしかありませんでした。
でも今はそうではない。
インターネットが発達し、ケーブル・テレビがあり、レンタル・ビデオがあり、
その他ありとあらゆる娯楽が勢揃いしています。
競争はますます厳しくなっている。
いちばんの問題は時間です。
十九世紀においては人々は--有閑階級のことを言っているのですが--
もっとたっぷり自由な時間を持っていた。
長い分厚い本も楽しんで読むことができた。
三時間も四時間も、ゆっくりオペラを鑑賞することもできた。
ところが今では多くの人々はとんでもなく忙しい人生を送っています。
有閑階級なんてものもどこかに消滅してしまった。
『白鯨』やドストエフスキーの長い作品を読むのは素晴らしいことだけど、
今の大部分の人々には、そんな時間的余裕はたぶんないでしょう。
仕事のために必要な本も読まなくちゃならないし。
 世間の多くの人々にとっては、フィクションなんて
読まなければ読まないで済ませられるものなのです。
だからフィクションというもの自体が、根本的なところで変化を遂げているのです。
僕らは読者の首根っこをおさえて、
こっちまでひっぱってきて無理にでも本を読んでもらわなくてはならない。
ジョン・アーヴィングの表現を借りれば、(読者に)麻薬注射を打たなくてはならない。
現代の小説家はあらゆる手法を用いることを求められています。
音楽だとか、ビデオーゲームだとか、
とにかくほかのいろんな分野における固有のテクニックをね。
ビデオーゲームはフィクションの世界にいちばん近づいているかもしれません。
 僕自身はビデオーゲームというものをやりません。
しかしそこに類似性のようなものを感じないわけにはいかない。
小説を書いているときに、ときどきこう感じるんです。
僕は自分でビデオーゲームをデザインしながら、
同時にプレイヤーとしてそれをプレーしているのではないかと。
僕は自分でそのゲームのプログラムをしている。
そして次の瞬間には僕はその中に入り込んでいる。
僕の左の手は、僕の右の手が何をやっているか知らない。
それは一種の乖離の感覚です。
自分が分裂しているという感覚。

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by totsutaki2 | 2013-02-17 19:35 | 読書

2013/2/16 片野桜 今朝搾り

【走った距離】  19.77km
【今月の累積距離】  176.815km
【ペース】 平均 6'03"/km、 最高 4'59"/km
【天気】 くもり時々雪 
【気温】 最高 5℃、最低 2℃
【体重】  64.8kg
【コース】
自宅~鳥飼大橋、淀駅~会社
【コメント】
今日は雪の舞う寒い一日だったが、その寒い早朝に上槽された酒。
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上槽日平成25年2月16日
醪(もろみ)を絞った日に出荷される予約限定品。
杜氏、蔵人と同じ酒が味わえる贅沢。
今日中に楽しまないと意味がない。
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ベースは福井産五百万石の純米吟醸
精米歩合 55%
アルコール度 17~18
日本酒度 +3、酸度1.7のやや辛口、雑味あり
妥協や方便を覚える前の青年の味わい
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by totsutaki2 | 2013-02-16 22:59 |

市民ランナーの市井の日常。 日々の出来事、感動を忘れないために
by TOTSUTAKI
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