自省録

<   2012年 11月 ( 23 )   > この月の画像一覧




2012/11/28 幕末三舟伝2

【走った距離】  6.08km
【今月の累積距離】  221.855km
【天気】 くもり 
【気温】 最高 11℃、最低 1℃
【体重】  64.1kg
【コース】
淀駅~会社
【コメント】
幕末三舟伝 頭山 満
国書刊行会

幕末の旗本 勝海舟、山岡鉄舟、高橋泥舟の3人を合わせて幕末三舟と呼ぶ。
この本は江戸城開城前の三舟と西郷南洲隆盛の4人の言動を記した本である。

著者の頭山 満は幕末の安政2年(1855年)の生まれ。
明治9年(1876年)に秋月の乱、萩の乱に呼応して投獄され、
翌年の西南戦争の時は獄中にいたため、西郷隆盛とともに戦えなかった。
それだけに西郷をはじめとする、日本の国難を命がけで救った
幕末の人物に対する思い入れが深い。

気構えのできていない大正時代の日本人を嘆き、
若い世代に日本の将来を託すべく、口述した書。

頭山翁はいう、

「三舟の人物を部検するに、彼らは過乱のうちに、
突如として現出したる風雲児である。
さりながら、南洲翁がいうが如く、事の起こる以前において、
大丈夫の心田を培うことを忘れなかった。
もしこれあらざりせば、いかんぞ、一大難局を収拾することができたであろうぞ。
海舟の神、泥舟の気、鉄舟の力、これみな平穏無事の際において養成したるところ、
しかして一朝有事の際において発揚したるところ」


司馬遼太郎の小説を中心に、今まで幕末の歴史小説を読んできたが、
これほど面白い歴史書はなかった。

同時代の、しかも精神的に高いレベルに達した人でこそ語れる、
巨人の記録である。


b0217643_23381268.jpg

[PR]



by totsutaki2 | 2012-11-28 23:43 | 心の使い方

2012/11/27 たれ口

【走った距離】  6km
【今月の累積距離】  215.775km
【天気】 快晴 
【気温】 最高 10℃、最低 5℃
【体重】  64.5kg
【コース】
淀駅~会社
【コメント】
神聖の生酒「たれ口」
大阪マラソンも終わり、
仕事も一区切りついたので少しリラックス。
b0217643_2302166.jpg


神聖のぐい飲み。
これで家でも気分は「鳥せい」。
12年11月製造だが、「鳥せい」本店で飲んだ「たれ口」とは色も味も違う。
こちらの方が色が薄く、甘口。
b0217643_2303612.jpg



[PR]



by totsutaki2 | 2012-11-27 23:01 |

2012/11/25 大阪マラソン2012

【走った距離】  42.195km
【今月の累積距離】  206.915km
【ペース】 平均 5'29"/km、 最高 4'48"/km
【天気】 快晴 
【気温】 最高 15℃、最低 5℃
【体重】  63.9kg
【コース】
b0217643_19405225.jpg


【コメント】
22回目のマラソン、大阪マラソン2012。
記録的には2年前のレベルだが、快晴の秋空の下、晩秋の大阪のランニングを楽しんだ。
b0217643_19463227.jpg


過去のレースとの比較。
今回のペースが格段に遅いことがわかる。
今回はスタートブロックが16ブロック中、前から14番目のOブロックだったため、
前に2万人以上の人の壁があった。
さらにこの1か月休みが取れなかった。
実際には16キロ地点からは自分のペースで走れるようになった。
15キロまでのペースはスタート位置の影響だが、
20キロ以降のペースは今の実力。
甘んじて現実を受け入れたい。
いつか休日に走れるようになったらレースペースを上げていきたい。
b0217643_19412656.jpg


余りよくないレースタイムだったが、
面白い記録が一つ。
スタートの順位からゴールの順位を差し引くと、
約15000人のランナーを抜いたことになる。
これだけたくさんのランナーを抜いたのはおそらく初めてだと思う。
b0217643_19415223.jpg


スタート前の満員電車状態。
b0217643_19415755.jpg


遠くに見えるのがスタートライン。ここまで来るのに20分かかった。
b0217643_19422345.jpg


ゴール直後。
完走できてよかった。
b0217643_19422344.jpg


昨年のメダル(左)と今年のメダル(右)。
意匠は同じだが、今年は虹色に着色されている。
b0217643_19425016.jpg


昨年のリストバンド(赤)と今年のリストバンド(紫)。
b0217643_19424990.jpg



[PR]



by totsutaki2 | 2012-11-25 19:49 | ランニング

2012/11/24 幕末三舟伝1 猫と雀

【走った距離】  10.46km
【今月の累積距離】  164.72km
【天気】 曇り 
【気温】 最高 12℃、最低 10℃
【体重】  64.1kg
【コース】
久しぶりに河川敷を少し。
b0217643_17483144.jpg


【コメント】
無の境地、空の境地は、十牛図の「人牛倶忘」。
今まで読んだ中で最も分かりやすい、「空」の境地の例え。

頭山 満 「幕末三舟伝」より

沢庵禅師が、おもしろいことをいっている。
 「心というものは、ころころと転がるものじゃ。
自由のものじゃ。
行きたいところにゆき、停まりたいところに止まる。
そこでこの心を引きしめてかからねばならない。
一心不乱というのが、それを、剣でいえば、
剣を学ぶこと以外に、心をちらさぬ。心を乱さぬ。
寝ても起きても、それッばかりに夢中になる。
これがぜひとも必要なことじゃが、さりとて、
これをひっくくっておいては至極不自由なものとなる。

たとえて申すと、雀の子を捕らえて困るというので、
猫を縄で縛っておくようなものじゃ。
それは誰でもすることじゃ。
だがこの猫にしつけさえすれば、縄でくくっておかずとも、雀の子は捕らえない。
いや雀の子と一緒に遊ぶようになる。
そうなると、しめたもので、このとき、猫なく、雀の子なく、一切が空じゃ。
したがって心が自由な働きをすることになる。

俗人の心というものは、たいていは雀の子を捕らえる心配がある描のようなもので、
これをひっくくっておかねばならない。
禅の修行を志したなら、
雀の子と一緒に遊んでも間違いの起こらぬ猫のような心とせねばならない。
縛られていたものが自由になるので、はじめて心が心の働きをする。
そこが無の世界じゃ。
剣法についていえば、敵を打とうと思うのは、
猫が縄を引き切って、雀の子を捕ろうと焦るのと同然。
さりとてまた打つまいと思うのもいけない。
これは雀の子と遊んでやるぞとわざとらしく構えるのと同然。
そのわざとらしさがよろしくない。
打とうとも思わず、打たじとも思わず、心海持平なるとき、前に敵なく後ろに物なし。
ここが無の境地じゃ」


明日の大阪マラソンゴール
b0217643_18372323.jpg



[PR]



by totsutaki2 | 2012-11-24 18:36 | 心の使い方

2012/11/23 一日一生5

【走った距離】  6.11km
【今月の累積距離】  154.26km
【天気】 小雨のち曇り 
【気温】 最高 13℃、最低 10℃
【コース】
淀駅~会社
【コメント】
酒井阿闍梨は小学校はさぼってばかり。
中学は落第生。
復員後図書館の仕事に挫折。
ラーメン屋は火事で焼ける。
株屋の代理店は破産する。
アルバイトやそば屋の店員、菓子屋のセールスマンで食いつなぐ。
叔父の鉄工所で働く。
38歳で仏門に入る。理由は叔母の小言に嫌気をさしたから。
そのような何をしても長続きをしなかった人が
比叡山の厳しい修行に堪え、千日回峰行を2回も達成。
一体何が酒井阿闍梨の変容をもたらしたのか、
答えは書かれていない。

目の前のことを一生懸命にやる。
何をやるにしても意味がある。
考え続けることが答えを出すことよりも重要。

 どんなにひどい目にあっても、時間がたてば必ず、
いろいろなことがあったなあ、と思える時が来るよ。
後になってから意味が分かることもある。
 だから、あせることも、自分はだめだと思うこともないよ。
目の前のことをただ、一生懸命やるだけだよ。
人生はその時だけじゃないんだって。

 何をやるにしても「何のために、何をもって」と考える。
これが意外に奥が深くて、何でも通用する。
たとえば会社に入ったとしたら、会社のために仕事をするんじゃなくて、
自分の人生として、こうふうにやるべきだと考えて、やればいい。
 「一隅を照らす」とはそのことなんだよ。
「温故知新」も、故きを温ねて、新しきを知る。
これからどう生きるか……というのが温故知新の本当の意味だからね。
 人はだれもが、どこにいても何をするにしても、
「何のためにきた」「なにするべきか」つていう宿題を
仏様から授かって生きているんだよな。

 自分なりに俯に落ちると、人はついそこで考えるのをやめにしちゃう。
でも、答えが分からないといつまでも考えるだろう。
肝心なのは答えを得ることじゃなく、考え続けることなんだな。
b0217643_2330624.jpg




[PR]



by totsutaki2 | 2012-11-23 23:32 | 心の使い方

2012/11/22 一日一生4


【今月の累積距離】  148.15km
【天気】 曇り 
【気温】 最高 14℃、最低 11℃
【体重】  64.5kg
【コメント】
常行三昧は90日間ほとんど眠らず歩き続ける。

 常行三昧の時は、お堂の中でたった一人で念仏を唱えながらぐるぐる回っている。
とても静かな世界なんだ。
 ある時、シャッシャ、シャーッ、シャッシャ、シャーッ、と
お数珠をする音が聞こえてくる。
いま時分、誰がお参りに来ているのかな、
と思って板壁の隙間からそっと見ても、どうも人のいる気配はしない。
 おかしいなあと思いながらも、また拝んでいたら、
やはりシャシャーッ、シャシャーッという音がする。
どうしたんだろうと思って、ふと鴨居の方をみたら、
鴨居のところにバッタかイナゴのような青い虫が一匹、羽を震わせている。
シャッシャッ、シャッシャッと聞こえるんだ。
 ずっと静かな中で念仏を唱えているから、耳もさえているんだろう。
小さな虫の羽音が、あたかもお数珠をする音のように聞こえたんだよ。

 行を終えて体が元に戻るには、行をやった時間の三倍かかる。
たとえば、90日間お堂に籠もって
寝ないでお経を唱えながら阿弥陀仏の周りをぐるぐる回る「常行三昧」という行では、
90日やったら一年近くかかる。
ゆっくり、ゆっくりね。
 体のことだけじゃなく、心の方もやはり同じなんだ。
90日の間に感じたいろいろなことを、
「ああこういうことだったのか」
「なるほどそういうことかもしれない」-‐-と腑に落ちるのには、
一年以上はかかるというわけだ。
実際一年くらいゆっくり時間をかけて振り返ると、
あまり偏った考え方でなく、なめらかに考えられるようになる。
 やがて、自分の感じたことをタンスの中にしまっとくんじゃなくて、
表に出して、みんなに知ってもらいたいと思うようになってくる。
 ともかく実践すること、とぼくはよく言うけど、
実践してその意味がすぐ分かるというものではない。
やはり理解するのには時間がかかる。
 仏教でいう「感得」とは、字の如く”感じて会得すること”だけど、
自分なりに消化して、心の糧にすることなんじゃないかな。
 昔の人は葉が落ちるのを見て悟りを開いた、なんていうよね。
たとえば、秋に目の前で葉が落ちていく。
知識という面から考えれば、植物はこういう変化をする、
そりゃ枯れりゃ葉っぱが落ちるじゃないの。
枯れる仕組みは知っているよ、となる。
しかし目の前で落ちる葉を眺め、また来年になったら青く茂ってくる、
それを眺めるなかで、ああ生命っていうのは一回でおしまいじゃないんだなあ、
つながっているんだなって気づいていく。
こういうのが、「感得する」ということなのじゃないかと思う。
 すぐに分からなくていい。
時間がかかってもいいから、自分か実践してみたことや体験したことの意味を、
大切に考え続けてみるといい。
「ああ、あれはそういうことなのかもしれない……」と思ったとき、
自分のものになっているのに気づくだろう。

b0217643_013534.jpg



[PR]



by totsutaki2 | 2012-11-23 00:18 | 心の使い方

2012/11/21 一日一生3


【今月の累積距離】  148.15km
【天気】 晴れ
【気温】 最高 13℃、最低 10℃
【体重】  64.1kg
【コメント】
比叡山内の院や坊の住職になるためには
三年間山にこもり続けなければならない。
三年籠山の場合、一年目は浄土院で
最澄廟の世話をする侍真の助手を務め、
二年目は百日回峰行を、
そして三年目には常行堂もしくは法華堂のいずれかで
90日間修行しなければならない。

常行堂で行なう修行は常行三昧と呼ばれ、
本尊・阿弥陀如来の周囲を歩き続ける。
その間念仏を唱えることも許されるが、基本的に禅の一種である。
90日間横になることは許されず、
一日数時間手すりに寄りかかり仮眠をとる。
法華堂で行なわれる行は常坐三昧といわれ、
ひたすら坐禅を続け、その姿勢のまま仮眠をとる。

 三年間籠山している時に、一番最後に「常行三昧」という行をした。
90日の間寝ずにお堂の中をひたすら念仏を唱えてぐるぐるぐるぐる回る。
大変難しい行だというので、なかなかやらせてもらえなかったんだけれど、
ねばり通してやらせてもらえることになった。
 いざ始めてみたら、2目目で体が動かなくなっちゃった。
立ちづめだから、血が全部下に下がってくる。
足が象みたいにぶーっとふくらんでくるわけ、脚気みたいになっちゃってね。
これは大変なことになっちゃったなと思った。
90日もやらなきゃならないのに、2日目でこうだったらもうダメじゃないのって。
頭の中真っ白になって、パニック状態みたいになっちゃった。
 「昔から難しいからやっちゃいけないっていうのを
無理してやったのがいけなかったのかなあ」と思ってね。
「仏様に、いったい何をもっておわびをすればいいんだろう。
自分が間違っていました、すみませんでしたとそこの席から立って、
全然見えないところに逃げていくか、
ぼくなんかどこにいても使い物にならないし、
山の中に入っていって誰もいないところで首吊って死ぬか……」。
そこまで追い込まれちゃった。
 その時、昔師匠に聞いた話がふーっと蘇ってきた。
 当時は、まさか自分がそんな行をやるとは思わないしね。
その話はすぐに忘れてしまった。
全然頭の中に残っていなかったはずなんだけど、
人間追い込まれるとね、
不思議とすっかり忘れていたはずのことがどこからか蘇ってくるんだね。
 死ぬならいつでも死ねる。逃げるとしてもいつでも逃げられる。
それなら試しに、うちのお師匠さんが経験したやつを自分なりにやってみたらどうかな、
と思った。それでやり出した。
 息をふーっと吸って、吐く。吐くときは、「ナー」、吸うときは「ムー」……。
人は息を吐くときは、前向きの格好になるんだね。
息を吸うときはそり気味になる。
呼吸のことはよく知らなかったけれど、
呼吸に意識を集中していたら気持ちが静まってきた。
         ^^^^
 やがてしんどかった体から、かすかすに念仏の声が聞こえてきたんだ。
まーとか、うーつとかね。
最初はたよりない声だったのに、だんだん腹に力が入っちゃって、
響くような声になってきた。
 その声でぐるぐる回ったら、心が落ち着いてきた。
落ち着いた心でぐるぐるぐるぐる念仏を唱えながら歩いているうちに、
なにかしらんが、
もしかして自分の体の中に仏様がいるんじゃないかっていう気持ちにさえなってきた。
 それが、呼吸の大きな力を知った瞬間だったんだ。
b0217643_0383142.jpg



[PR]



by totsutaki2 | 2012-11-22 00:39 | 心の使い方

2012/11/20 一日一生2


【今月の累積距離】  148.15km
【天気】 晴れ 
【気温】 最高 15℃、最低 12℃
【体重】  64.0kg
【コメント】
千日回峰行

千日回峰行は、平安期の相応が始めたとされ、
百日回峰行を終えた者の中から選ばれたものだけに許される行である。
行者は途中で行を続けられなくなったときは自害するという決意で、
首を括るための死出紐と呼ばれる麻紐と、両刃の短剣を常時携行する。
頭にはまだ開いていない蓮の華をかたどった笠をかぶり、
白装束をまとい、草鞋ばきといういでたち。
回峰行は7年間にわたる行である。

無動寺谷で勤行のあと、深夜二時に出発。
真言を唱えながら東塔、西塔、横川、日吉大社と
二百六十箇所で礼拝しながら、約30キロを平均6時間で巡拝する。
1〜3年目は年100日、4〜5年目が年200日の修行となる。

5年700日の回峰を満行すると「堂入り」が行なわれる。
入堂前には行者は生き葬式を行ない、
無動寺谷明王堂で足かけ9日間にわたる断食・断水・断眠・断臥の行に入る。
堂入り中は、明王堂には五色の幔幕が張られ、
行者は不動明王の真言を唱え続ける。
毎晩、深夜2時には堂を出て、近くの閼伽井で閼伽を汲み、
堂内の不動明王にこれを供えなければならない。
堂入りを満了すると、行者は生身の不動明王ともいわれる阿闍梨となり、
信者達の合掌で迎えられる。
これを機に行者は自分のための自利行から、衆生救済の化他行に入る。

6年目はこれまでの行程に京都の赤山禅院への往復が加わり、
1日約60キロの行程を100日続ける。
7年目は200日ではじめの100日は全行程84キロにおよぶ京都大回りで、
後半100日は比叡山中30キロの行程に戻る。

酒井阿闍梨はこの千日回峰行を2回達成した。
2度の回峰行を達成した僧は過去3人しかいない。
しかし、重大視もせず誇りもしない。

 自分の地金は自分が一番よう分かっているでしょう。
大事なのは、人からすごいと言われることじゃない。
人間は金持ちでも貧乏でも、頭が良くてもできが悪くても、
だれでもいつかは死ぬ。
死んだら終わり。だれも変わらないんだ。
大事なのは、今の自分の姿を自然にありのままにとらえて、
命の続く限り、本当の自分の人生を生きることなんだな。

b0217643_022135.jpg



[PR]



by totsutaki2 | 2012-11-21 00:22 | 心の使い方

2012/11/19 一日一生1

【走った距離】  6.6km
【今月の累積距離】  148.15km
【天気】 晴れ 
【気温】 最高 15℃、最低 7℃
【体重】  63.5kg
【コース】
淀駅~会社
【コメント】
一日一生 (朝日新書)
酒井 雄哉
b0217643_2359168.jpg


天台宗大阿闍梨 酒井 雄哉

大阪市玉造生まれ。
慶應義塾商業学校で卒業が危ぶまれたため、
昭和19年、熊本県人吉の予科練に入隊した。
その後、鹿児島県の鹿屋飛行場に移り、特別攻撃隊員として終戦を迎えた。

戦後はドヤ街でラーメン屋をやるが火事で焼けてしまい、追い出される。
菓子屋、証券会社代理店など職を転々とするがいずれもうまくいかない。

40歳のとき得度し比叡山延暦寺に入る。
明治時代に死者が出て以来中断していた「常行三昧」という厳しい行を達成。

1973年より千日回峰行を開始し、1980年10月に満行した。
半年後に2度目の千日回峰行に入った。
そして、1987年7月、60歳という最高齢で2度目の満行を達成した。
2度の回峰行を達成したものは
1000年を越える比叡山の歴史の中でも3人しかいない。

比叡山麓の飯室谷不動堂に住み活動している。

特攻隊を生き残った酒井阿闍梨、
アウシュヴィッツを生き残ったヴィクトール・フランクル。
生き残った理由や人生の意味について、
図らずも同じことを述べているのが味わい深い。

 昭和19年、熊本県人吉の予科練に入隊した。
そこで半年間の訓練を受けた後、宮崎の航空隊を経て、
鹿児島県の鹿屋飛行場に移った。
 大隅半島にある鹿屋には海軍の飛行場があって、
機体に爆薬を載せて敵に体当たりする特攻隊の基地だった。
予科練なんか学生みたいなものだし、
ぼくなんか毎日爆撃を受けた滑走路を穴埋めしたりしてうろうろしているうちに、
仲間は優秀な人間からどんどん連れていかれて死んでっちゃった。
特攻隊員として飛行機に乗っていったり、
モーターボートに爆弾積んでいく人間魚雷の部隊に放り込まれたり。
 ぼくは足踏みしているうちに生き残っちゃった。悪運が強いって言うのか...
 基地は連日のように米軍機の空襲を受けていたよ。
ある時、訓練の最中にババババババーツと機銃掃射の猛攻撃を受けてね。
みんなで一斉に走って逃げた。
一番体の大きくて強いやつが真っ先に森の中に飛び込んでいった。
 ところがぼくは一番かけっこが遅くてのそのそしていたから、
みんなから遅れて逃げ損なっちゃって、たんぽの溝に落っこちたんだ。
 敵機が去った後、いっとう先に森の中へ駆け込んだ男が、
もろに爆撃を受けて血まみれになって死んでいた。
ほんの少し前までピンピンしていたのに。
「なんでこいつでなくておれが生き残ってしまったんだ……」。
世に無常ということがあるならこういうことを言うのかと、呆然とした。
 ぽくが生き残ったのは、何を教えても何やっても
らちがあかないからいつまでも残されていたから、
だから生き残っているわけなんだよ。
そのぶん、一生懸命坊主になって、やらされてんだな。
 生き残るんじゃなくて、生き「残される」ものなのかもしれないな。
なにかお前さんはざんげしろ、もっと世の中のためになれって、
そういうことでもって仏さんは、この世に残しておいているんだよ。
 命が残されているっていうことは、
今何歳であろうと、まだまだしなくちゃなんないことがあるのとちがうかな。

[PR]



by totsutaki2 | 2012-11-20 00:02 | 心の使い方

2012/11/18 「たれ口」新酒

【走った距離】  9.58km
【今月の累積距離】  141.55km
【天気】 くもり 
【気温】 最高 15℃、最低 11℃
【コース】
淀~会社~伏見
【コメント】昨日は雨の中を「鳥せい」に行く。
雨のおかげでカウンター席が空いていた。
b0217643_205562.jpg



今年初めての「たれ口」新酒。
もともと仕込によって酒米が違うが、

1stロットは味が安定していないとのこと。
基本的には同じ味わいだが、毎回微妙に味が違うのも楽しみの一つ。

休日出勤の楽しみが増えた。
b0217643_2051213.jpg


粕汁も美味しい。
b0217643_2054454.jpg



[PR]



by totsutaki2 | 2012-11-18 20:06 |

市民ランナーの市井の日常。 日々の出来事、感動を忘れないために
by TOTSUTAKI
プロフィールを見る
画像一覧

カテゴリ

全体
ランニング
心の使い方
うれしかったこと

読書
健康
映画
料理
ハイキング
音楽
旅行
未分類

ブログパーツ

メモ帳

最新のトラックバック

自省録
from 哲学はなぜ間違うのか
宝石のような輝をもった印..
from dezire_photo &..
美術史に新境地を開拓し「..
from dezire_photo &..
既成概念から絵画の解放に..
from dezire_photo &..
ハプスブルク家の悲劇 3..
from 投資一族のブログ

ライフログ

検索

最新の記事

2016/3/29 ブログ変..
at 2016-03-29 22:37
2016/3/27 ダイヤモ..
at 2016-03-27 21:01
2016/3/25 鳥せい本店
at 2016-03-25 22:59
2016/3/23 日本酒飲..
at 2016-03-23 20:30
2016/3/22 ブリュッ..
at 2016-03-22 23:25

外部リンク

ファン

ブログジャンル

画像一覧