自省録

カテゴリ:心の使い方( 217 )




2015/12/12 水を飲むときには水を飲め

【走った距離】  28.15km
【今月の累積距離】  108.6km
【ペース】 平均 6'16"/km、 最高 5'18"/km
【天気】 快晴 
【気温】 最高 14℃、最低 10℃
【体重】  63.8kg
【コース】
自宅~毛馬
【コメント】
中村天風師の講演の最新の書き起こし
「真人生の創造」より

よく私 講演会のときに言うでしょ? 
昔、禅の有名なお坊さんに檀家のある男が、
「禅というのはいったいなんだね?
恐ろしく難しいもんのように俺たちは考えるんだが、
あんたがたも難しいからこそ一生をかけて
難行苦行してるんだろうと思うんだけど、
この禅というものはどうです、
私たちのような全然もののわからない人間に一口でわかるように、
それを講釈して聞かせることはできないもんかねぇ」
とこう聞いたとき坊さんが笑いながら、
「できるできる、一口で禅は何だっていうことがいえるよ」
「あぁそうかね。それじゃ一つ、その一口で分かることを聞かせてくださいな」
といったら禅の坊さんが、
「わけないことさ、水を飲むときには水を飲み、飯を喰う時は飯を喰い、
歩くときには歩き、笑うときは笑えばいいんだよ」
「えっ、それが禅?」
「そうだ」
「馬鹿馬鹿しいことを言うもんだな。何か怖ろしい難しいもんだと思ったら、
なんですそれは。そんなら、俺たちだって禅はできてるわけだねえ?」
「いやいやできてない。あんたあれかい、水飲むときには水を飲んで
飯を食うときには飯を食って、歩いてるときには歩いてて、
笑ってるときには笑ってるかい?」
「ああ、そのとおり、そうですよ。笑うときに怒ったり、飯を食うときに
慌てて茶を飲んだり、歩こうと思うときに座っちまうなんてことはしませんよ」
「ははっ、なるほどなあ。しかし、私の今言った言葉とあんたの言ってる言葉とに
少し違いがあるんだがね」
「へえー、少しも違いはねえと思うんだけど、どこが違うんだ?」
「私の言うのにはね、水を飲むときには水を飲めと言うんだよ」
「私だって、そのとおりだ」
「違う違う、おまえさんのはね、水を飲みながらほかのことを考え、
飯を食いながらほかのことを考え、歩きながらほかのことを考え、
笑うときにもほかのことを考えるというふうに、一心になって
そのことにぶつかってないだろ、あんた方の心。ねえ?」
「なるほど。そう言われてみると、そうですなあ」
「そうだろ? それだよ。ちょいと考えるとわけないことだがね、
こいつが難しい。難しいから私たちは一生をかけて、つまり修行というものを
するんだ。そして修行のできたことにもう安心だという状態になれるときは、
もう本当にどんな場合があっても一心でそのことをやれるように
なったときなんだがね。それがなかなかどうして、十年や二十年や
三十年の修行じゃなれないので、いえ、まんざら誰もなれないとは
言わないけれども、多くの坊主の中でもそうなれる者がさ、百人に一人あるか、
千人に一人あるか、危なくするっていうと、一万人に一人ようやくって
いうような状態なんだ。そのぐらい、そりゃ、口じゃ言ってわけないことだけど、
事実に行なうとなるとなかなか難しいもんだ」
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by totsutaki2 | 2015-12-12 15:45 | 心の使い方

2015/1/5 蓮如の遺した教え

【走った距離】  5.9km
【今月の累積距離】  33.35km
【天気】 晴れ
【気温】 最高 11℃、最低 4℃
【体重】  63.8kg
【コース】
淀駅~会社
【コメント】
蓮如の遺した教え--知れるところを問ふ--
本願寺法主 大谷暢順 致知出版社

応仁の乱の時代、浄土真宗は生彩を放っていなかった。
蓮如は比叡山からの圧迫を受け、全国各地を転々としながら門徒を増やし、
少数門徒に過ぎなかった本願寺を、一代にして大教団に作り上げた。

蓮如の言行録を写し継いだ『蓮如上人御一代記聞書』全316箇条のひとつに

「日比しれるところを、善知識にあひてとへは、徳分あるなり。しれると
ころをとへは徳分ある、といへるか、殊勝のことはなりと、蓮如上人仰ら
れ候。不知処をとははいかほと殊勝なることあるへきと、仰られ候。」

という一文がある。現代語に変換すると

 「常々知っている事柄について、佛法に導いてくれる良い師に出逢った時、
これを問い質すのは、有意義である。『知っている事柄について問い質す
のは、有意義だ』というのは、誠に勝れた考え方である。知らない事柄に
ついて問うのは、さ程立派な事とは言えまい--こう蓮如上人は仰せられ
ました。」

本書はこの蓮如の教えの解説である。
「知っていること」とは「知っている(べきだが理解できていない)こと」の意。
たとえば「自分自身とは何か?」
さらに「自分自身が何かを理解できていないことを知っていること」
つまり無知の知。
人間として考えるべき偈(げ)について考察し尽くし、それでも悟りに達しないときに
良い師に問いただすことは有意義である。
自分で考えつくしていない段階で尋ねるのはさほど立派なこととは言えない。
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by totsutaki2 | 2015-01-05 22:45 | 心の使い方

2014/11/5 森信三の言葉5 修身教授録抄

【走った距離】  6.21km
【今月の累積距離】  59.61km
【ペース】 平均 6'58"/km、 最高 6'45"/km
【天気】 晴れ 
【気温】 最高 20℃、最低 11℃
【体重】  64.7kg
【コース】
淀駅~会社
【コメント】
天分の発揮

この自己の天分を発揮するということですが、
実は単に自分のことだけを考えていたんでは、
真実にはできないことであります。
すなわち人間の天分というものは、
単に自分本位の立場でこれを発揮しようとする程度では、
十分なことはできないものであります。
ではどうしたらよいかというに、それには、
自分というものを越えたある何物かに、
自己をささげるという気持がなければ、
できないことだと思うのです。

慎独とは

われわれが気品のある人間になるためには、何よりもまず
根本のこころの曇りを拭うようにしなければならぬと申したわけですが、
しかしさらに大切なことは、慎独、すなわち、人間がただ一人いる場合にも、
深く己れを慎むということです。
他人と相対する場合、わが内心の曇りをはらって、
常にそのこころの清らかさを保つということも、もとより大切ですが、
しかし気品を高める上から申せば、独りを慎むということの方が、
ある意味ではより大切だとも言えましょう。

「忍」の一字

忍耐ということにはどういう意味があるかと申しますと、
大体二つの方面があるかと思うのです。
すなわち一つには、感情を露骨に現さないようにする、
とくに怒りの情を表さないように努めるという方面と、
今一つは、苦しみのために打ちひしがれないで、
いかに永い歳月がかかろうとも、一たん立てた目的は、
どうしても、これを実現せずんば已まぬという方面とです。
もちろんこの二つは、全然別物ではなくて、
そこには深い関係がありましょう。
そこで普通には、この二つをいずれも「忍耐」という一つの言葉で
表しているわけですが、しかし分ければ、
以上のような二つの方面があると言えましょう。
そこで今この両面を区別して名付けるとすれば、
前のを堪忍と言い、後の方を隠忍と呼んでもよいでしょう。
しかも「忍」の一字に至っては、深く両者に共通しているわけです。

ある一人のお弟子が、梅岩先生に
「忍ということの極致はどういうものでしょうか」とお尋ねしたところ、
梅岩先生答えて曰く「忍は忍なきに至ってよしとす」と言うておられます。
すなわち忍耐の理想は
「やれ我慢する」の「やれ忍耐する」のという意識がなくなって、
それが何でもない、至極当たり前となるのが理想だと言われるわけです。

自修の人

とにかく人間は、「自己を築くのは自己以外にない」ということを、
改めて深く覚悟しなければならぬと思います。
すなわち、われわれの日々の生活は、この「自分」という、
一生に唯一つの彫刻を刻みつつあるのだということを、
忘れないことが何より大切です。
そしてこれすなわち真の「自修の人」と言うべきでしょう。

平常心是道

要するに平生が大事なのです。
このことを昔の人は、「平常心是道」と申しています。
つまり、剣を持ったり、坐禅をしている間だけが修業ではなくて、
むしろ真の修業は、竹刀を捨で坐禅を解いてから始まるというわけです。
人間もこの辺の趣が分かり出して初めて、道に入るのです。

人生は妙味津々

ところが、同じく人生でありながら、
一方にはこれを妙味津々として見る人もあるかと思えば、
他方には、これを苦しみの連続と見る人もあるのは何故でしょうか。
これはマア色々と考え方もありましょうが、一面から申せば、
この人生が苦の世界と見えるのは、
畢竟はまだ自分の「我」に引掛っているからでしょう。

真の面目

今この真面目という字を、真という字の次に、
「の」の字を一つ加えてみたらどんなものでしょう。
そうしますと、言うまでもなく「真の面目」と読まねばならぬことになります。
ところがこうなると、一つの新たなる展開となりましょう。
すなわち真面目ということの真の意味は、
自分の「真の面目」を発揮するということなんです。
こうなると、言い古された、最も平凡と思われていたこの言葉が、
ここに一つの新たなる力を持って臨んでくるのです。
すなわちわれわれは、今や新たなる心構えをもって、
改めてこの言葉と取り組まねばならなくなるのであって、
実際そこには、一種の情熱をさえ感じるほどです。
いわゆる「真面目」という言葉の真意は、
普通に「まじめ」という言巣のリズムによって、ともすれば誤り考えるような、
単に無力なお目出たさでないことが分かるでしょう。
真面目において最も本質的なことは、
何よりそれが全力的な生活でなければならぬということです。
すなわち、力の全充実でなくてはならぬということです。
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by totsutaki2 | 2014-11-05 22:30 | 心の使い方

2014/10/30 森信三の言葉4 森先生訓言集

【走った距離】  3.01km
【今月の累積距離】  323.67km
【ペース】 平均 5'53"/km、 最高 5'37"/km
【天気】 快晴 
【気温】 最高 23℃、最低 11℃
【体重】  64.3kg
【コース】
淀駅~会社


【コメント】
一人の師を持つ
 真の心の師は、生涯に一人あれば足りるといえる。
人はかかる「一人」の人を持つことによって、生涯導かれるのである。
随ってそれなくしては、凡人は人生の道に迷うのである。
吉田松陰先生は、一目も見られたことのない山鹿素行先生を
師として私淑しながら、自らの一道を拓かれたのである。

酒の飲み方
 酒は飲み方に気を付けるように、と申したいのです。
人間はどんな人でも、酒を飲めばやはり地金が出易いものですから、
諸君らは飲むにつれて、いよいよ心の紐を締めるように
心掛けなくてはなりません。

逆境を順境に
 マラソン競走には、学校からいや応なしに走らされるから、と考えて、
いやいやながらグラウンドを駈けて居る人があったとしたら、
世にこれほど悲惨なことはありません。
之に反して、丁度良い機会だから、署さに対して、どの程度耐え得るものか、
ひとつ試してみよう、と考えて走るんです。
そして、前回にはこのような暑さの日に、ニ十分間に二十五回廻れたが、
今日は果たして何回走れるか、今試している処だ。
自分としてはこういう考えで、いま精根を傾けて走っているのだが、
先生方はそうとも気付かずに唯眺めていられるらしい。
だがそれも、自分の行を盛にする為に、見ていて下さるわけであり、
その上に学友たち迄一しょに走って応援してくれているのだ、
というふうに、考え方を根本的に転回すれば、マラソン競争一つが、
実に興味津々たるものになりましょう。
 かくして人生は、これまで逆境とばかり考えていたことも、
自分の考えを変えさえすれば、一転して順境となり、
ともすれば奴隷になろうとしていた自己も、一転して英雄ともなれるのです。

師を求める
 真に立派な本とは、一字一句が動かせないという書物である。
それゆえ、そういう書物に永い間取り組んでいると、
その一字一句の動かし得ないゆえんが分かってくる。
しかし、これはまだ準備期で、さらに進めば、その書物の字句内容を、
如何様にでも、自分の言葉で説明できるようになるが、
その境地にまで到らねばならぬ。
かくして初めて、学問の大道が開かれたと言える。
 真の謙虚は、師弟道において初めて見られる。
津田青楓氏は次の様なことを述べていられる。
「弟子は、師の持っているものを、悉く奪い取らねばならぬ。
但 しその為には、己の持ち物をすべて捨てて掛らねばならぬ」と。
学問に志す者にも、この心構えが必要である。
しかしこれは師を見つけて後のことであって、
それまでは、ひたすら師を求めねばならぬ。
 では師を求めるには、如何にすべきであるか。
それには自己の進むべき道において、当代の第一人者を見出すのである。
しかし、これは仲々むっかしいことである。
そのためには、広い素養が必要であり、文化の全領域について、
それぞれの部門の第一人者を弁(わきま)えている必要がある。
こうなると、むつかしさはさらに幾層倍するが、
この困難を解決してくれるのも亦師である。
私は諸君に何も与えることは出来ないが、
ただ諸君等を起たしめることさえ出来れば、それでよい。
しかもその機は、何処にも随処に潜んでいる。
諸君等にして今日真に起つならば、最早、私の任は終わったとも言える。

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by totsutaki2 | 2014-10-30 23:29 | 心の使い方

2014/10/29 森信三の言葉3 平素の態度

【走った距離】  6.26km
【今月の累積距離】  318.57km
【ペース】 平均 5'38"/km、 最高 5'31"/km
【天気】 快晴 
【気温】 最高 19℃、最低 10℃
【体重】  kg
【コース】
淀駅~会社
【コメント】
寡黙にして明朗なれ。
言葉少なくして、しかも内向的な明るさを持つことが大切である。
しかもこの明るさは、邪念のない清らかな心情から出る。

平常無事の際はにせものでもわからぬが、
一旦事が起こると、本物でなければ 収まらないものである。
だから平生、私欲を捨てて精神を鍛え、然も退いて居るんですよ。

心は常に明鏡の如く保つべし。虚言清明。

すべて平常が大事である。
常に心を乱さず動揺させぬように修行しなければなりません。

達人は取り越し苦労をせず、また、何時までも後悔しないものである。
               
偉人は如何なる場合にも、その心が一貫している。
特に独りでいる場合には最も緊張し、
次に二人の場合、ついで三人の場合と、凡人の逆をゆく。

凡人は家を出ると緊張し、家にもどると気をゆるめて了う。
そして独居しては、何をするか分からぬ。
ところが偉人となるとこの逆で、独りの時を最も慎しむのである。

良寛はお人よしやお目出度屋ではなく、
長い間の修行によって、人間のあくを抜き去った人である。
子供と遊べるようになったのは、六十歳以後の事である。

肉体的苦悩や精神的苦痛は、なるべく人に知らさぬように。
人に病苦や不幸を漏らして慰めてもらおうという根性は女々しいです。

落付きを失わぬこと。
ゆとりを持つこと。
あわてぬこと。
あせらぬこと。
早口は余裕をもたぬ証拠である。

東郷大将の人間としての偉大さは、
日本海海戦の時より、むしろその後の生活にある。

人間は片手間仕事をしてはならぬ。
やるからには生命を打込んでやらねばならぬ。

松陰先生日く「至誠にして動かざるものは未だこれあらざるなり」と。
われわれもこの信念で生き抜かねばならぬ。
動かないのはまだ至誠が足りないのです。

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by totsutaki2 | 2014-10-29 21:56 | 心の使い方

2014/10/28 森信三の言葉2 一度きりの人生

【走った距離】  5.92km
【今月の累積距離】  312.31km
【ペース】 平均 5'34"/km、 最高 5'28"/km
【天気】 快晴 
【気温】 最高 18℃、最低 12℃
【体重】  64.3kg
【コース】
淀駅~会社
【コメント】
人は肉体的には一度より誕生しないが、
精神的には幾度も誕生する事ができる。
一日一日が、精神的な誕生でなくてはならぬ。

「苦にするな嵐の後に日和あり」。
『易経』にも「窮すれば通ず」とあって、
万象循環の理を教えている。

人間には飯の食いだめは出来ぬ。
人生もまた、念々歩々歩み通さねばならぬ。

欲の最大なるものは生命の欲である。
これを超越することが出来たら、
自余一切の欲望をうち越えることが出来る。
生命の欲を越えるとは、
常に「何時死ぬかも知れぬ」と覚悟していることである。
「死は汝の側にあり」で、われわれは生命のある中に、
ひたすら道を修行せねばならぬ。
人間は死を覚悟して初めて腰が決まるんですよ。

花は一旦咲き出すと、次々と一時に咲くものである。
人間もそれまで持久できるようでなければ本物ではない。

死は生まれる前の「郷里」への還帰である。
そしてお互人間は、何時死ぬかも知れぬと覚悟して、
現在の生活の全充実を期すべきである。

古来偉人は、すべて自分の置かれた境遇に於て立派に生きている。
世間的な地位は天命ゆえ、
それぞれの地位に安住して悠々とわが道を拓かねばならぬ。

人生は唯一回の人マラソンである。
途中でくたばっては駄目。
そして「死」が決勝点だから、
「死」が見え出したらひた走りに突っ走らねばならぬ。
それゆえ偉人は四十頃からぼつぼつスピードをかけ出すが、
凡人は四十歳頃から早くも力を抜き出す。

芭蕉日く「この道や行く人なしに秋の暮」と。
この句が真に分かり出したら、人間も一人前です。

生徒を教える前に、先ず自分が生きることを考えねばならぬ。
そして生きるとは、悩みを越えてゆくことである。

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by totsutaki2 | 2014-10-28 22:02 | 心の使い方

2014/10/22 森信三の言葉1 自修

【走った距離】  6.35km
【今月の累積距離】  261.35km
【ペース】 平均 6'14"/km、 最高 5'44"/km
【天気】 曇り 
【気温】 最高 19℃、最低 17℃
【コース】
淀駅~会社
【コメント】
森信三は哲学者にして教育者。
京都帝国大学哲学科で西田幾多郎の教えを受け、
京大大学院に籍を置きつつ天王寺師範学校で教えた。
しかし自銘のことばは
『学者にあらず、宗教家にあらず、はたまた教育者にあらず、
ただ宿縁に導かれて国民教育者の友としてこの世の生を終えむ』

昭和十年代初め、大阪府天王寺師範学校専攻科で講義を受けていた生徒によって
まとめられた、自らをいかに修め、一度きりの人生を生きるべきかを生徒に諭した書、
「森信三 訓言集」より抜粋する。
今日は「自らをいかに修めるか」

人を知るには自分が体験しておらねばならぬ。
特に縁の下の力持ちを務めている人を知るには、
自らそういう仕事をしていないと分かるものではない。
               
人間の修養は一つずつである。
その時その時、自分の為すべきことを正確に行うことである。
かっきりと人間の軌道に乗って、一歩々々人生の目標を目指して進んでゆくこと。

尊敬するものがなくなった時、その人の進歩は止まる。
年とともに尊敬するものが、はっきりして来るようでなければ、人間も大成はしない。
       
名人は常人とは違う。それは一挙一動の裡にも見られる。
だがそこには長年月の鍛錬がある。

甘い物を人に食べさせて喜べる人は偉い。
自分が食べたい間は人に食べさせて楽しむことはできない。

まこととは、この心身を捨て切った処から、生まれるものである。
従って「まこと」の人とは、いわゆるお人好しなどとは天地懸隔する。

道を学ぼうとする者は、目標を確立して思いきり努力するんです。
そして自己の無力を知り、天命を知らねばならぬのです。

人間は自分の目標を明確にして居らねばならぬ。
誘惑や迷いは、それに弛みができ隙を生ずるからである。

物事はすべて内面真相を洞察して、達観せねばならぬ。
いわゆる表裏を合わせて考えねばならぬ。
             
微細な物を見るには、必ず顕微鏡を用いるように、
物事の真相を理解するには、色々な原理(教え)が必要である。
それ故平素この原理を用意しておらねば、天地人生の深意はわからない。
自分流儀だけでは進まない。

読書によって古人の偉大な心を知り、自己の醜さを知ること。
自分の醜さがわかれば他人との衝突はなくなる。

冴えとは天人合一の閃きである。天とは天分であり人とは努力である。
優れた天分を努力によって鍛え上げたものが冴えである。
だから我々は「冴」に無関心であってはならぬ。

人間の天分は、結局努力を以てはかる以外に方法がない。

偉人とは一個の信に徹した人であり、凡人とは信の得られぬ人間をいう。
従って何も出来ないのである。  

苦労をしなさい。少なくとも避けようとしなさんな。
人間は苦労によって幅と厚みとが出来るからです。
凡人は自分だけが苦しんでいると思っているから「やり切れぬ」と思うのです。
ところが、こうした苦労は過去にも必ずや経験した人があり、
現在もまた経験しつつある人があり、将来も尚経験する人があるものです。
人間もこの辺のことが分かってくれば、
わが苦しみから、他人の苦しみを想う慈悲心が生まれてくる。
そして苦しみのある時は「自分をおめでたくしない為の神の恵みだ」
と思えるようになるのです。

悟りとは、他人を羨まない境涯をいう。ゆえに悟りは円相で現わす。
円は完全無欠の相である。飛び出した処もなければ、ひっこんだ処もない。
即ち人を羨みもしなければ、人に乗せられる隙もないわけで、これ達人の境である。
天と合一した人は、他人を羨んだりなどしないものである。
               
人間の偉さは、その人の苦しみと正比例する。世の中は正直そのものである。
その時代における最高の人物は、最大の内面的苦行をした人である。
つまり天はその人の苦労に等しいだけの価値を与え給うのである。

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by totsutaki2 | 2014-10-22 21:52 | 心の使い方

2014/8/1 入門 お経の本

【走った距離】 6.11km
【今月の累積距離】  6.11km
【ペース】 平均 6'24"/km、 最高 5'55"/km
【天気】 くもり 
【気温】 最高 34℃、最低 27℃
【体重】  65.4kg
【コース】
淀駅~会社
【コメント】
般若心経
維摩経
華厳経
法華経
観音経
無量寿経
阿弥陀経
観無量寿経
薬師経
大日経
金剛頂経
理趣経
金光明教
などをビジュアルに分かりやすく解説...結局何もわからなかった。
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by totsutaki2 | 2014-08-01 23:27 | 心の使い方

2014/7/11 ダライ・ラマのツイッター57

【走った距離】  5.85km
【今月の累積距離】  71.2km
【ペース】 平均 6'23"/km、 最高 5'50"/km
【天気】 晴れ 
【気温】 最高 32℃、最低 26℃
【体重】  kg
【コース】
淀駅~会社


【コメント】
Pay more attention to compassion and you’ll find you’re happier. It’s that practical and simple.

思いやることにもっと注意を払えば、もっと幸福になっていることに気が付く。実際的で簡単です。

In addition to modern education, there is a need to learn how to achieve inner peace.

現代の教育に加えて、こころの平和をいかに実現するかを学ぶ必要がある。

It is always helpful to remain honest and truthful in the face of difficulty.

困難に直面した時、誠実さと正直さを保持するのはどんな場合も有益である。

As a human being, I believe each one of us should have some concern for others and for the planet.

人間として、我々一人一人が、他人と地球のことを心配すべきだと信じる。

A meaningful life isn't about acquiring money and other facilities; it’s about dedicating your life to helping others as much as you can.

意味深い人生はお金やほかの物を獲得することではなく、ほかの人をできる限り助けることに人生をささげることである。
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by totsutaki2 | 2014-07-11 21:17 | 心の使い方

2014/7/10 ダライ・ラマのツイッター56

【走った距離】  5.89km
【今月の累積距離】  65.35km
【ペース】 平均 6'16"/km、 最高 5'54"/km
【天気】 雨のち晴れ(台風8号) 
【気温】 最高 29℃、最低 25℃
【体重】  65.0kg
【コース】
淀駅~会社
【コメント】
We can teach people how to be happy on the basis of secular ethics, that a compassionate mind is useful, beneficial and secular in nature.

我々は現世の倫理をベースにいかにして幸せになれるかを人々に教えることができる。
思いやる心は役に立ち、メリットがあり、本質的に現世的である。

We have to try to solve local problems keeping global interests in mind.

我々はグローバルな利害を心に置きながら、ローカルな問題の解決を試みなければならない。

When you are concerned for the welfare of others, bullying and exploitation cease.

他人の幸せを気にかけるようになれば、いじめや搾取はなくなる。

If tragedy strikes, don’t lose hope. Transform it into an opportunity to make things better.

悲劇的な状況になっても希望を捨ててはいけない。物事をより良くする機会に作り替えなさい。

We need to see that anger is never any use in solving problems, but that patience and compassion are helpful.

怒りは決して問題解決にはならず、忍耐と思いやりは非常に役立つことを理解する必要がある。
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by totsutaki2 | 2014-07-10 22:04 | 心の使い方

市民ランナーの市井の日常。 日々の出来事、感動を忘れないために
by TOTSUTAKI
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