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自省録

2013/1/20 山の辺の道散策1 万葉歌碑

【走った距離】  0km
【今月の累積距離】  299.08km
【天気】 くもり 
【気温】 最高 9℃、最低 5℃
【体重】  kg
【コメント】
両親のグループと石上神宮から大神神社まで山の辺の道を散策。
今回は万葉歌碑を辿って歩いた。
人麻呂が神武天皇が歌を詠んだ場所で古人をしのぶ。

小林秀雄 揮毫
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あしひきの 山川の瀬の 鳴るなべに
弓月が嶽に 雲立ち渡る

柿本人麻呂


川の浅瀬に波の音がひどくなり出したと同時に、
弓月が嶽には雲が一帯にでてきたという情景を詠んだ歌。

島木赤彦が「山川の湍(せ)が鳴って、弓月が嶽に雲の立ちわたる光景を
『なへに』の一語で連ねて風神霊動の慨があり、
一首の風韻自ら天地悠久の心に合するを覚えしめる」と激賞し有名になった。
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ぬばたまの 夜さり来れば 巻向(まきむく)の
川音高しも あらしかも疾き

柿本人麻呂


夜になって、巻向川の川音が高くなっている。風が強いからだろうか。
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神山(みわやま)の 山邊真蘇木綿(やまべまそゆふ) みじか木綿(ゆふ)
かくのみ故に 長しと思ひき

高市皇子


三輪山の山のあたりにある真麻の木綿は短いものだ。
そのように十市皇女の命も短いものであったのに何としたことか、
私はいつまでも長くつづく 命だとばかり思っていた。

高市皇子(たけちのみこ)は天武天皇の皇子、長屋王の父親。
壬申の乱で軍事の全権を委ねられ、乱に勝利した。
持統天皇の太政大臣。
異母姉で弘文天皇妃の十市皇女が急死した際に詠んだ挽歌。
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葦原の しけしき小屋(をや)に 菅畳
いやさや敷きて わが二人寝し

神武天皇


神武天皇が皇后伊須気余理比売(いすけよりひめ)と、
狭井川のほとりの比売の家で過ごしたことを後日、回想して歌った。
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狭井河よ 雲立ち渡り 畝火山
木の葉さやぎぬ 風吹かむとす

伊須気余理比売


神武天皇没後、その庶兄の当芸志美美の命が、皇后の伊須気余理比売に言い寄る。
当芸志美美の命が三人の皇子たちを殺そうとして謀ったので、
母の伊須気余理比売が心配になって、
歌でこの事を御子たちに知らせた。
叙景歌であるが、危急を知らせる歌。
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by totsutaki2 | 2013-01-20 19:06 | ハイキング

市民ランナーの市井の日常。 日々の出来事、感動を忘れないために
by TOTSUTAKI

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